1994 Fiscal Year Annual Research Report
高能率代数的誤り制御符号の構成とその高速復合法の開発に関する研究
Project/Area Number |
06750393
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
森井 昌克 愛媛大学, 工学部, 助教授 (00220038)
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Keywords | 符号理論 / 復合法 / リ-ドソロモン符号 / 重み分布 / 畳込み符号 / 最良符号 |
Research Abstract |
本研究では通信路の特性および記録媒体の性質を考慮に入れた上での誤り制御符号の適用についての研究を行い,いくつかの成果を得た.以下の研究項目ごとに整理して研究成果を与える. (1)RS符号の能力とそれを構成する有限体との関係の究明 RS符号、特に短縮RS符号のランダム誤り訂正能力をシミュレーションにより検証し,設計距離以上の訂正能力を有するための条件を導出した.つぎにその能力を引き出す効率的な復合法を開発した. (2)計算機を有効に利用した符号構成法の開発 本研究項目では,新しい最良符号を導いた.符号の代数的な性質と計算機による探索を効率的に融合することにより,(233,30,88)符号,(241,25,93)符号を新しく構成できた. (3)高能力代数的誤り訂正符号の高速復合法の開発 本研究項目では一般的な線形符号および巡回符号の能力を決定するために必要な重み分布を効率よく導出する方法を提案した.また畳込み符号において従来の重み分布導出法を改良し,より高速に導出する方法を与えた.さらに線形符号を非対称通信路に適用した場合,その能力を最大限引き出す復合法を提案し,その評価を行った.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 森安峰嗣,森井昌克,笠原正雄: "非予測性を重視した乱数生成器の提案" システム制御情報学会論文誌. 7. 479-481 (1994)
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[Publications] 毛利公美,谷川晃一,森井昌克: "Z-チャネル上で有効な線形符号の最ゆう復合法" 電子情報通信学会論文誌. J77-A. 1597-1602 (1994)
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[Publications] 森井昌克,谷川晃一,笹野博: "畳込み符号の重み分布を求めるCedervall-Johannessonアルゴリズム(FAST)の高速化について" 電子情報通信学会論文誌. J77-A. (1995)
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[Publications] 立仙弥子,森井昌克,笹野博: "線形ブロック符号の重み分布を求める一方法[III]" 電子情報通信学会技術研究報告. IT94. 7-12 (1994)
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[Publications] 毛利公美,森井昌克: "巡回符号の重み分布を求めるBarg-Dumer法の評価とその一改良21GC05:第17回情報理論とその応用シンポジウム資料" 5-8 (1994)
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[Publications] 小野竜一,森井昌克: "短縮Reed-Solomon符号の誤り訂正能力に関する二,三の考察21GC06:第17回情報理論とその応用シンポジウム資料" 13-16 (1994)