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1994 Fiscal Year Annual Research Report

コカインとその代謝物の定量とコカインとアルコールの相互作用について

Research Project

Project/Area Number 06770325
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

上村 公一  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (30244586)

Keywordsコカイン / アルコール / アルコール嗜好性 / ADH / ALDH
Research Abstract

コカインとアルコールの相互作用の研究により、近交系C57BL/6J系、C3H/HeJ系マウスについて、以下の3点が判明した。
1.近交系C57BL/6J系マウスにおいて、コカイン1週間連続投与(10mg/kg,50mg/kg腹腔内)により、アルコール嗜好性の減少傾向が認められた。また、C3H/HeJ系マウスについては、元来アルコール嗜好性が低いが、コカイン投与により、さらに低下する傾向が認められた。
2.C57BL/6J系マウスのアルコール嗜好性の低下は、コカイン投与を中止することにより、その後1週間で回復した。
3.C57BL/6J系マウスの肝臓中のADH、ALDH活性は、in vivo(10mg/kg2日、1週間及び50mg/kg1回腹腔内投与)、in vitro(0.5mM)とも、コカイン投与により、変化しなかった。
現在、コカインとその代謝物の定量は、純粋な内部標準物質を自ら合成しなければならず、純度の点で不満であり、また、検量線のばらつきも大きいために成功していない。さらに、改良を進めたい。
また、アルコール嗜好性低下の原因を研究するため、今後、脳内のモノアミンを当教室のHPLCを用いて、定量することを計画している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 上村 公一: "エタノールとコカインの相互作用について" アルコール研究と薬物依存. 29. 366-367 (1994)

  • [Publications] 上村 公一: "アルコール嗜好性とコカイン" アルコール医学生物学. 15. (1995)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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