1994 Fiscal Year Annual Research Report
脊髄小脳変性症におけるイノシトール1,4,5三リン酸受容体の変化について
Project/Area Number |
06770459
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
永田 栄一郎 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00255457)
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Keywords | 脊髄小脳変性症 / イノシトール1,4,5三リン酸受容体 / ウェスタンブロット |
Research Abstract |
現在までに我々は脳虚血病態解明の一助として細胞内情報伝達系のうちでもセカンドメッセンジャーに注目し検討してきた。特にアデニレートシクラーゼ系、プロテインキナーゼCあるいはエンドセリンの各受容体特異的結合能の定量的測定をそれぞれ^3H-forskolin,^3H-phorbol 12,13-dibutyrate(PDBu)や^<125>I-endothelinなどの放射性同位元素を用いたオートラジオグラム法で行ってきた。実験対象として砂ネズミの脳で、一側総頸動脈を結紮することにより脳虚血を作製し、これらセカンドメッセンジャー系が虚血時にどのように変化し、また、時間的にもどのように変化していくかを検討してきた。今回用いるIP_3あるいはリアノジンにおいても同様のモデルで現在検討しており、特にIP_3受容体については海馬において虚血により特異的に障害される結果を我々は得ている。 また、現在脊髄小脳変性症患者の血清及び髄液をサンプリングしており,まず,5%SDS-PAGEでこれらのタンパク質を電気泳動して,正常者のものと比較検討し異常なタンパク質の検出をおこなっている.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] NAGATA E,TANAKA K,et al.: "AMeration of inaitol1,4,5-thsphosphate receptor after six-hour hemispheric ischemia in the gerbil brain" Neuro s cience. 61(4). 983-990 (1994)
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[Publications] 永田栄一郎、田中耕太郎 他: "実験的脳虚血におけるイノシトール1,4,5三リン酸受容体の変化" 臨床神経. 33. 726-732 (1993)
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[Publications] NAGATA E,FUKUUCHI Y,et al.: "Immobilization stress induces alterations of second-messenger systems in the gerbil broin." Neuro sci Res. 17. 31-38 (1993)
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[Publications] NAGATA E,FUKUUCHI Y,et al.: "Auto radiographic analysis of the phosphctionositide system in experimental cerebral ischemia" J Neurochem. 59. S15E- (1993)
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[Publications] NAGATA E,FUKUUCHI Y, et al.: "Auto radiographic arnlysis of the phosphoinositide system in experimental cerebral ischemia" Neuro chem Res. 18. 821- (1993)
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[Publications] 永田栄一郎、後藤文男、他: "不確帯破壊におけるグルコース代謝率及び行動様式の変化について" 自律神経. 27. 35-42 (1990)