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1994 Fiscal Year Annual Research Report

潰瘍性大腸炎に対するエイコサペンタエン酸および抗アレルギー剤の治療効果の検討

Research Project

Project/Area Number 06770594
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

清水 俊明  順天堂大学, 医学部, 助手 (30260889)

Keywords潰瘍性大腸炎 / デキストラン硫酸ナトリウム / エイコサペンタエン酸 / アゼラスチン / トラニラスト / ロイコトリエン / 大腸粘膜血流
Research Abstract

5%デキストラン硫酸ナトリウム(以下DSS)溶液をラットに7日間自由飲水させて、潰瘍性大腸炎(以下UC)モデルラットを作製し,エイコサペンタエン酸(以下EPA)および抗アレルギー剤の投与が大腸粘膜におけるロイコトリエン(以下LT)産生能や粘膜微小循環に及ぼす影響を検討した。
1抗アレルギー剤であるアゼラスチンおよびトラニラストの経口投与により、UCモデルラットの大腸粘膜でのLTB_4およびLTC_4産生能が濃度依存的に抑制された。しかし、EPAの投与ではLTB_4およびLTC_4産生能に変化は認められなかった。
2抗アレルギー剤の経口投与によりUCモデルラットの大腸粘膜血流の低下は抑制傾向を示したが,EPAの投与では大腸粘膜血流の変化は認められなかった。
UCモデルラットでは,大腸粘膜血流は低下しておりうっ血の状態にあると考えられた。抗アレルギー剤は大腸粘膜からのLT産生能を抑制することにより、うっ血による組織障害を軽減させる効果があると考えられた。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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