1994 Fiscal Year Annual Research Report
新しい非脱分極性筋弛緩薬SZ1676のPharmacokinetics
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06771239
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
生井 春美 慶応義塾大学, 医学部・麻酔学, 助手 (90237587)
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Keywords | 非脱分極性筋弛緩薬SZ1676 / 血液 / 尿 / 胆汁 / ガスクロマトグラフィー / マススペクトロメーター |
Research Abstract |
新しく開発された四級アンモニウムステロヂ骨格を持つ非脱分極性筋弛緩薬SZ1676のpharmacokineticsに関する研究を行った。 ネコをケタラール筋注後酸素、セボフルランにて麻酔深度を深くし気管内挿管を行った後、人工呼吸によりPaCO2を35^〜40mmHg、pHを7.35^〜7.45に維持した。 大腿静脈および大腿動脈にcannulationを行い、前者からペントバルビタール持続注入により麻酔を維持し、Lactate Ringer液を輸液した。後者は血液採取及び血圧測定に使用した。 次に開腹し膀胱、尿道を露出後尿道にcannulationを行い、さらに胆嚢管を結紮し十二指腸に近い部分で総胆管にcannulationをした。 血行動態が安定した後、SZ1676を100mcg/kg静注し、経時的に血液、尿、および胆汁を採取した。 各々の試料中のSZ1676の濃度をガスクロマトグラフィーおよびマススペクトロメーターにより測定を行った。 血液中の濃度測定により、他の四級アンモニウムステロイド骨格の非脱分極性筋弛緩薬と同じく血液中濃度変化は、bi-exponentialになる可能性があることがわかった。 現在腎機能不全、肝機能不全群として腎動脈結紮あるいは門脈バイパスを造設し、その影響を検討中である。
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