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1994 Fiscal Year Annual Research Report

GnRHの卵巣のステロイド産生に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 06771368
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

荒川 聡子  帝京大学, 医学部, 助手 (20193063)

KeywordsGnRH / Busererin / 卵巣 / progesterone / Aromatase / 顆粒膜細胞
Research Abstract

我々は、GnRHが卵巣のステロイド産生に及ぼす作用について統一的な見解を得るために実験を行なってきた。今回の研究で明らかになってきたのは以下の点である。
ア)下垂体摘除diethylstilbestlol処理ラット卵巣細胞を用いた実験で、FSHの作用時間に関わらず、Busの作用時間が短ければ(3時間)、BusはAromatase(Arom)活性を促進し、Busの作用時間が長ければ(48時間以上)、BusはArom活性を抑制することが判明した。ただし、FSHの作用時間が、24時間以下だと、即ち、卵巣細胞が未熟だと、BusはArom活性に何の作用も及ぼさなかった。
イ)ラットにPMS-hCGを投与して1,4,7,10日目の卵巣細胞を用いた実験で、Busは7日目まではProgesterone(P)産生に影響を及ぼさなかった。しかし、10日目の卵巣細胞では、Busは基礎値、hCG存在下とも、P産生を抑制した。即ち、GnRHは成熟黄体においてはluteolyticに働く。
ウ)PMS処理ラット卵巣細胞のみを取り出して実験した場合、BusはFSH存在下、短時間では(24時間)、Arom活性を促進、長時間では(72時間)、Arom活性を抑制した。また、3時間の培養では、BusはP分泌の基礎値を促進し、hCG刺激下のP分泌を抑制した。以上の結果が卵巣全ての細胞を用いた実験結果と一致していることから、Busは卵巣において、顆粒膜細胞のP,Estrogen産生に作用するものと考えられた。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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