1994 Fiscal Year Annual Research Report
磁性アタッチメントを応用した極短インプラントの可能性に関する研究
Project/Area Number |
06771841
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
城戸 寛史 九州歯科大学, 歯学部, 助手 (90169897)
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Keywords | インプラント / 磁性アタッチメント / キ-パ- |
Research Abstract |
市販磁性アタッチメントをインプラントに使用することを目的として4種類のITIインプラント用キ-パ-を試作した。試作キ-パ-はカバースクリュータイプ1種と円柱型3種であり、円柱型は高径が1.0mm、2.5mm、3.5mmである。これらの試作キ-パ-と4種の市販磁性アタッチメントさらに市販が予定されている4種類の新型磁性アタッチメントについて吸引力を測定したところ以下の結果を得た。 1.マグフィット400および600と各キ-パ-との吸引力の測定結果では、カバースクリュータイプを除いて試作キ-パ-の方がオリジナルキーパ-より大きな吸引力を示した。これはマグフィットのオリジナルキーパ-に用いられている AUM20より試作キ-パ-に用いられているSUS430の方が磁気特性が優れているためあると思われる。 2.ハイコレックス400および450と各キ-パ-との吸引力の測定結果ではオリジナルキーパ-の吸引力と比較してカバースクリュータイプの試作キ-パ-の吸引力はかなり小さく、その他の試作キ-パ-もオリジナルキーパ-より小さい吸引力を示した。カップ型ヨ-クを採用しているハイコレックスではキ-パ-の直径が吸引力に大きく影響することが報告されており、試作キ-パ-の直径が磁石構造体より大きいことが吸引力低下の一因であることが考えられる。 3.ハイユレックススーパー3015と各キ-パ-との吸引力の測定結果では,高径2.5mmおよび,高径3.5mmのキ-パ-がオリジナルより大きい吸引力を示した. 3.ハイコレックススーパー3515、4015、4515と各キ-パ-との吸引力の測定結果では、カバースクリュータイプはオリジナルキーパ-よりかなり吸引力が小さく他の試作キ-パ-もオリジナルキーパ-より小さい吸引力を示した。
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