1994 Fiscal Year Annual Research Report
ミダゾラム静脈内鎮静法後の動的平衡機能の回復について
Project/Area Number |
06771969
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
三浦 一恵 鶴見大学, 歯学部, 助手 (20173825)
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Keywords | 静脈内鎮静法 / ミダゾラム / 平衡機能 |
Research Abstract |
【対象と方法】 健康成人男子10人を対象として動的平衡機能(アクティブトレーサーAC-200型)を計測し,それを対照値とした. 動的平衡機能検査は直立位で両上肢を真直前方に水平に進展させた姿勢をとらせ,閉眼させ同じ位置で100歩太腿が水平位になるくらいまで下肢を挙上させながら,自然の歩調で足踏みさせて移動距離を測定した. 被験者を仰臥位にして心拍数,血圧,血液飽和度(日本コーリン社製BX-2)を測定し,肘窩静脈よりミダゾラムを投与した. 投与方法は0.5mg/30sec の速度で総量 0.075mg/kgとするR群を 0.25mg/30sec の速度で総量 0.05mg/kg とするS群に分けた. ミダゾラム投与終了30分後より15分おきに120分まで動的平衡機能測定を行った.対照値と比較し回復過程を検討した. またあわせて前回行った静的平衡機能検査とも比較検討した. 【結果】 R群ではS群より,移動距離の回復が遅かった. 動的平衡機能検査は,静的平衡機能検査と同様の結果となった.
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