1994 Fiscal Year Annual Research Report
英米モダニズムにおけるJapanismの心理学的考察
Project/Area Number |
06801057
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
村形 明子 京都大学, 総合人間学部, 教授 (20115950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
カンスタブル ジョン 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (70243079)
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Keywords | Japanism / モダニズム / Wyndham Lewis / 進化論心理学 |
Research Abstract |
村形は、これまでのJapanismに関わる東西芸術・文化交流史の基礎的研究を、19世紀後半の英文一次資料翻刻を中心に発展させるとともに(11.「研究発表」刊行物リスト参照)、11月中旬から2週間の海外出張を利用して大英博物館、ヴィクトリア・アルバ-ト美術館(ロンドン)、ギメ美術館(パリ)等の日本美術コレクション、関連展示を調査するかたわら、英米モダニズムとJapanismに関わる文献、スライド資料、W.ルイスの著作・関連図録等を収集した。 カンスタブルは購入したスキャナー、ソフトウエア等を活用してW.ルイス作品のコンピュータ・データベース作成準備を開始、将来そのCD化を目指している。また最近の進化論心理学の研究成果を意欲的に吸収しながら、W.ルイス他モダニストたちにおける厭人思想の芸術的表現と彼等のJapanismへの傾倒との関連性を追求した。その成果を今夏カリフォルニア大学サンタ・バ-バラ校で開催予定の人間行動学・進化学会世界大会で口頭発表の上、同学会機関誌に論文として寄稿する予定である。
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[Publications] 村形明子編: "Mary Fenollosa's 'Honeymoon' Jounals to Japan,1896:(2)French and Italian Interludes" 英文学評論. 67. 69-124 (1994)
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[Publications] 村形明子編訳: "メアリ-・マクニール・フェノロサの旅日記-日本へのハネムーンI.ロンドンからパリへ(続) (2)パリ・ノート (3)イタリア紀行" Lotus. 15. 23-46 (1995)
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[Publications] 村形明子: "E.F.フェノロサ『東洋美術史綱』-日本は「東洋のギリシャ」と感嘆" 国文学解釈と鑑賞. (1995)
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[Publications] 村形明子(共著): "豊饒の風土-現代アイルランド文学の群像" 佐野哲郎編,山口書店, 425 (1994)
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[Publications] 村形明子(共著): "異邦人の見た近代日本" 大阪大学文学部,懐徳堂ライブラリー編,和泉書院, (1996)