1995 Fiscal Year Annual Research Report
関数空間上の作用関数によるFourier multiplierの研究
Project/Area Number |
06804010
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
羽鳥 理 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (70156363)
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Keywords | L^P-multiplier / 可換Banach環 / 極大イデアル空間 |
Research Abstract |
任意の局所コンパクトabel群Gに対するL^P-multiplier(1≦p<2)でFourier変換がGの双対群Gで連続で無限遠でOになるもの全体からなる可換Banach環CoMp(G)を考える このときその最大正則閉部分環RegCoMp(G)とApostol環DecCoMp(G)は一致することが本研究代表者により示された.p=1またはGがコンパクトの場合はLaursen-Neumannの理論から、RegCoMp(G)はさらにCoMp(G)の極大イデアル空間Φ_<CoMp(G)>のGの外側でOになるもの全体からなる閉イデアル(CooMp(G)に一致することがわかる p>1でGがコンパクトの場合が問題になるが、G=lR^nの場合はRegCoMp(lR^n)はイデアルにならないこと、CooMp(lR^n)={o}等が本研究代表者により示された.これはL^1(lR^n)によるΦCoMp(Φ^n)の分解とRegComP(Φ^n)によるそれとが一致すること、Jodeitによるmultiplier extension theorem等を用いてなされた.またL^1(lR^n)のCoMp(lR^n)における閉包とRegCoMp(lR^n)は異なることも本研究代表者により明らかにされた.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] O.Hatori: "A characterization of Lacunary sets and Spectrul properties of Fourier multipliers" Lecwre Notes in Pure and Applied Math.172. 183-203 (1995)
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[Publications] 羽鳥 理: "Decomposable multiplication operatorsについて" 京都大学数理解析研究所講究録. (発表予定).
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[Publications] 羽鳥 理: "可換Banach環の最大正則部分環とApostol環について" 北海道大学数学講究録. (発表予定).