1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06804020
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
柴田 文明 お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (20011702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 智香子 (橋本 智香) 山梨大学, 工学部, 講師 (30221807)
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Keywords | 量子通信 / チャンネル / 非平衡 / スピンコヒーレント状態 |
Research Abstract |
本年度の研究は以下のようになされた。 1.量子通信チャンネルを系統的に記述する方法論として、スピンコヒーレント状態を基礎にした。スピンコヒーレント状態は2入力系を扱うのに、最適である。 2.通信チャンネルの基礎的要素として、2入力・2出力の4端子網を導入した。受動素子(あるいは、媒質)の記述は、この空間における回転演算子の導入によって一般的になされる。 3.入力信号が、揺動媒質中を伝播する際の記述は、回転演算子の回転角及び回転軸がランダムな場合に対応する。観測量は、このランダムネスに関する平均操作を行ったものとなる。 4.以上の枠組を有する理論を構築した。その内容は、 (1)「日本物理学会」(秋の分科会)、於、静岡大学(1994年9月)、 (2)「量子情報と開放系」研究会、於、東京理科大学(1994年11-12月)、 (3)「日本物理学会」(年会)、於、神奈川大学(1995年3月)、 (4)Crypto‘95(International Association for Cryptographic Research,Aug.27-31,1955),California,USA, で、発表及び発表予定である。 5.以上の理論の基礎となる非平衡現象の理論が発表・出版されているので、雑誌論文リストに挙げておく。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Mio Murao and F.Shibata:"Relaxation Theory of a Strongly Coupled System" Physica A(1994),accepted for publication. (1995)
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[Publications] F.Shibata and Y.Shimoo:"Low Field Relaxation under Dynamical Pertubations" Physica A(1994),accepted for publication. (1995)
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[Publications] F.Shibata and C.Uchiyama:"Rigorous Solution to a Quantum Statistical Mechanical Laser Model" Physica. A214. 242-276 (1995)
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[Publications] Mio Murao,C.Uchiyama and F.Shibata: "Quantum Dynamics of Landau-Zener Model with Fluctuatin and Dissipation Mechanisms" Physica. A209. 444-456 (1994)