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1994 Fiscal Year Annual Research Report

反応性溶媒を用いる新規な溶媒抽出法の開発

Research Project

Project/Area Number 06804042
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

藤永 薫  島根大学, 理学部, 助教授 (50156890)

Keywords溶媒抽出 / 混合溶媒 / 遷移金属イオン / in situ キレート試薬生成法
Research Abstract

従前より検討してきた、系中でジチカルバミン酸を生成するジエチルアミン-二硫化炭素-クロロホルム混合溶媒抽出系は、抽出条件の確立が完成した。その内容は、日本分析化学会第43年会で発表し、現在外国雑誌に投稿中である。本研究の最初の報告例であるピリジン-イソアミルアルコール-二硫化炭素混合溶媒抽出系についても、再度アミンとアルコールについて検討した結果、n-プロピルアミン-シクロヘキサノール--二硫化炭素混合溶媒の抽出能がより優れていることを見出した。後者は、前者が抽出できなかったMn^<2+>やFe^<3+>が抽出できた事など、得られた知見をPACIFICEM‘95において発表する。その他の系では、サリチルアルデヒドのクロロホルム溶液を用いるとヒドロキシルアミンを含む水溶液中から金属をサリチルアルドキシム錯体として抽出できることを見出し、日本化学会第69春季年会で発表する。0-フェニレンジアミンのクロロホルム溶液を亜硝酸イオンを含む水溶液と振り混ぜると、水層中に1,2,3-ベンゾトリアゾールが生成することが確かめられており、金属イオンの抽出条件をこれから検討する。またサリチルアルデヒド-エチレンジアミン-クロロホルム混合溶媒を用いる系では、すでに広いpH範囲で銅(II)イオンが抽出されることを見いだしている。以上、キサントゲン酸を生成する混合溶媒抽出系では新しく有望な系が発見され、その他の混合溶媒抽出系においても順調に推移しており、これらの結果をまとめてISEC'96で発表する予定である。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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