1995 Fiscal Year Annual Research Report
傾斜不均質層による弾性反射波の合理的エネルギ計算法に関する研究
Project/Area Number |
06805008
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
大好 直 秋田大学, 鉱山学部, 教授 (70006691)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 公久 秋田大学, 鉱山学部, 助手 (80110667)
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Keywords | 弾性波 / 傾斜不均質 / 反射 / 積層 / 不均質要素 / 計算法 / 音響インピーダンス / 伝達マトリックス |
Research Abstract |
逆傾斜不均質体の場合の解法を提案し、任意に変動する不均質体の二次元動弾性解析へ、研究が前進した。この成果は1995年4月にウィーンにおいて開催された国際会議(MJFR-2)で、“Reflection of Elastic Waves by a Gradient Inhomogeneous Layer"と題して発表した。 次に、線形不均質要素層の応用例を示し、汎用解法としての熟成を考えた。そこで、不均質表層の評価を代表例に選び“Backscatter of Elastic Waves from a Thermally Affected Surface Layer"と題して6月に浜松における国際会議(Thermal Stresses '95)で結果を発表した。さらに解法を再整理して広く議論を求めるため“Linear Inhomogeneous Layer Element for Reflectance Evaluation of Inhomogeneous Layer"と題して11月にサンフランシスコで開催されたASME主催の国際会議(ME'95)で発表した。通常の計算の範囲で計算負担が軽減できることを確認し、その不均質層要素をLILE(Linear Inhomogeneous Layer Element)と命名した。また、「線形不均質層要素による弾性波の反射透過解析」日本機械学会論文集A編2月号に掲載した。 LILEの柔軟な利用法をめざし、不均質パラメータの適用範囲を広げて検討したところ、虚数次変形ベッセル関数の精度を確保することが、新たな課題として浮上した。これは用いる要素(LILE)の厚さを極端に薄くした時に生ずる。更なる研究を続けることが肝要である。いずれにしても、研究の進展に伴って現れるこのような問題があっても、LILEを使用する方法の優位性に変わりはない。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ohyoshi, Tadashi: "Linear Inhomogeneous Layer Elament for Reflectance Evaluation of Inhomogeneous Layer" Dynamic Response and Behavior of Composites;ASME pub.ser.AD-Vol.46. 121-126 (1995)
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[Publications] Ohyoshi, Tadashi: "Backscatter of Elastic Waves from a Thesmally Affected Surface Layer" Proceedings of the Thermal Stresses'95. Vol.1. 183-186 (1995)
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[Publications] Ohyoshi, Tadashi: "Reflection of Elastic Waves by a Gradient Inhomogeneous Layer" Proceedings of the Mechanics of Jointed an Faulted Rock-2. Vol.1. 719-724 (1995)
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[Publications] 大好,直: "線形不均質層要素による弾性波の反射透過解析" 日本機械学会論文集(A編). 62巻. 548-554 (1996)