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1994 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者対応の都市内環境装置のあり方に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 06805053
Research Institution九州芸術工科大学

Principal Investigator

森田 昌嗣  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助教授 (20243975)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田村 良一  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (20253544)
古賀 唯夫  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (30038955)
Keywords高齢者 / 都市内環境装置 / 空間量 / 行動特性 / 環境特性
Research Abstract

1.現状の公共交通機関利用における環境装置の種類と量、分布、設置状況、仕様について、都市部5カ所の歩道部及びバス停留所を中心とした公共交通機関の実態調査を行った。その結果、各種環境装置の種類と量及び分布状況等に地区別の偏りがあることなどが抽出された。
2.高齢者の道路及び公共交通機関における屋外行動と使用する環境装置の種類及び利用実態に関してアンケート調査を行った。その結果主な問題は、歩行機能の低下に起因していること(生理的問題)、空間構成上環境装置が対応できていない物理的問題、さらに高齢者のあせりなど心理的問題などが抽出された。
3.アンケート調査で得られた行動特性と環境装置の種類及び利用実態との相関関係について分析を行った。その結果、高齢者対応の環境装置のあり方を検討するには、多様な高齢者の生理・心理面の特性を踏まえ、環境装置の物的・空間的課題から公共空間の維持管理にかかわる行政上の課題まで相互に関連した複合課題として解決策を検討する必要があることが明らかになった。
高齢者対応の都市内環境装置のあり方に関して、平成6年度では公共交通機関利用での環境装置に絞って検討した結果、都市生活の基本である移動環境において安全かつ円滑に歩行できる快適な歩行環境の構築に環境装置が果たすべき基本的役割(問題点と課題を含めた)を明らかにすることができた。
また今年度の研究は、平成7年度での移動環境以外の都市生活に欠かせない環境装置類との関連性についての研究、さらに道路を介して広場・公園などのオープンスペースへの結びつきにおける高齢者対応の環境装置の設計方法に関する研究へと研究の広がりの基本をなす意味で有効な結果が得られた。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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