1994 Fiscal Year Annual Research Report
ポリアニリン被覆微粒子の非水系電気粘性流体への応用
Project/Area Number |
06805082
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
倉本 憲幸 山形大学, 工学部, 助教授 (20153372)
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Keywords | ポリアニリン / 電気粘性流体 / 非水系ER効果 / 被覆微粒子 |
Research Abstract |
ポリアニリン及びポリアニリン誘導体を合成して電気粘性流体の分散剤としての評価を行った。ポリアニリンを出発原料としてN-アシル化ポリアニリンを合成した。このアシル化ポリアニリンをシリコンオイルに分散させて電気粘性流体とした。このアシル化ポリアニリンは電場下において高い粘性、応力変化を引き起こし、1mmの間隙に電圧4KVを印可して剪断速度200(sec-1)で測定した場合において粘性変化が約10倍程度可逆的に変化する。しかしながら、剪断速度を1000(sec-1)と高くした場合においては2倍程度と減少し、剪断速度依存性が見られた。またこのアシル化ポリアニリンは非水系で働くが、乾燥条件によってもER効果が異なることが判明し現在熱処理効果について検討中である。さらに分散性を向上するために比重の軽いポリスチレン粒子表面をポリアニリン層で被覆してポリアニリン被覆粒子の作成を行った。ポリアニリン単独の場合に比べて分散性の向上が見られた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 倉本憲幸他6名: "Electrorheological Property of a Polyaniline-coated Silica Suspension" Thin Solid Films. 239. 169-171 (1994)
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[Publications] 小山清人他4名: "Yield Process of Electrorheological Fluid with Polyaniline Particle" Modern Physics Letters. B8. 1563-1575 (1994)
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[Publications] 倉本憲幸他1名: "Micellar Chemical Polymerization of Aniline" Synthetic Metals. 68. 191-194 (1995)
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[Publications] 倉本憲幸: "多孔性シリカ微粒子のポリマーカプセル化と電気粘性流体への応用" ケミカルエンジニヤリング. 39. 50-55 (1994)
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[Publications] 倉本憲幸他6名: "Electrorheological Property of Polyaniline-coated Copolystyrene Particle Suspension" Rheologica Acta. (印刷中).