1994 Fiscal Year Annual Research Report
ATLとAIDSウィルスに同時感染T細胞から単離されたグリセロ糖燐脂質の合成研究
Project/Area Number |
06806013
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大類 洋 東北大学, 農学部, 助教授 (20100050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 芳弘 東北大学, 農学部, 助手 (80183896)
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Keywords | マイコプラズマフェルメンタンス / GGPL-I / GGPL-III / 構造決定 / キラル合成 |
Research Abstract |
ATLとHIV同時感染人間T細胞にのみ見られる新規グリセロ糖脂質GGPL-IおよびGGPL-IIIについて^1H NMRおよびMSスペクトルより構造式を推定し、それら構造式化合物の合成研究を行なった。GGPL-Iに関してはグリセロール部位を含めて下図に示す経路で合成しAであると決定することが出来た。 GGPL-IIIの構造式については2つの可能性が考えられたが、化学合成中間体との^1H NMRの比較によりBであると決定できたがセリノール部位の不斉に関しては未決定であるので現在鋭意キラル合成を行なっているところである。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Y.Nishida,H.Ohrui,H.Meguro,M.Tshigaura,K.Matsuia,T.Tiki,K.Hasida,N.Yamamoti: "Sejnthesis ofnd sksstite configuration of 6-0-phospho choline-d-D-Gluispepanoyl Glyeerolipit Dolated from HTLV-1-Mfected Cell Lines" Tetrahedron Letters. 35. 5465-5468 (1994)