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1995 Fiscal Year Annual Research Report

コゲラ個体群の生態的・分子生物学的な比較

Research Project

Project/Area Number 06806018
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

石田 健  東京大学, 農学部(林), 助手 (90192484)

Keywordsコゲラ / 個体群比較 / 遺伝子交流 / 分布 / 隔離 / 外部形態 / 生態 / DNA多型
Research Abstract

今年度当初の申請時にも報告したように、捕獲するための囮(おとり)の死亡によって捕獲効率が極めて低くなり、まだ所定の資料や血液標本を収集するにいたっていない。ただし、友人らの協力も得て、秩父・札幌・盛岡などを含む各地の資料を徐々に収集しつつある。
今年度は、今までに研究計画の再検討と調査地の下見および文献調査・内外の研究者との個人的討論などを行ってきた。その結果、コゲラ個体群の比較基準として(1)本土と島嶼部および(2)山地による隔離を基準として遺伝子交流の頻度および地域間の差異を分析することを明確に認識した。そのための調査地として、従来から決定してあった秩父山地、三宅島、沖縄島、奄美大島に加え、調査地の詳細を決定し得ていなかった、秩父周辺については、奥秩父山地および八ケ岳山地の両側の個体群を比較することで、所定の比較ができるものと推定された。これらの調査地に、東京都市部を加えて、個体群の隔離、ひいては生息緑地の隔離がコゲラ個体群の動態に与える影響を評価する基準が明確になってきた。
昨春の(鳥類の)繁殖期に囮のためのコゲラを捕獲し飼育中であり、今後の繁殖期を中心に積極的に資料を収集する。今秋には予備的なDNA分析を実施し、外部形態的および生態的な調査結果にmtDNAコントロール領域等の塩基配列による比較を加味した、コゲラ個体群の系統関係の推定を行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 石田健: "アマミコゲラは今" 私たちの自然. 410号. 18-21 (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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