1994 Fiscal Year Annual Research Report
ブタ卵の成熟、受精および発生過程におけるサイトカイン遺伝子の発現とその機能
Project/Area Number |
06806032
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
吉田 光敏 静岡大学, 農学部, 助教授 (00174954)
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Keywords | ブタ / 卵 / サイトカイン / レセプター / 体外成熟 / RT-PCR |
Research Abstract |
本研究はブタ卵の成熟、受精および発生過程におけるサイトカイン遺伝子およびサイトカインレセプター遺伝子の発現とその機能を明らかにすることを目的とし、本年度はブタ卵の成熟過程におけるEGF、IGF-1、TGF-α、TGF-β2、IGF-IレセプターおよびTGF-β2レセプター遺伝子の発現状況について検討した。ブタ卵の成熟過程におけるEGF、IGF-1、TGF-α、TGF-β2、IGF-IレセプターおよびTGF-β2レセプター遺伝子発現状況は次のとおりであった。EGF、IGF-IレセプターおよびTGF-β2レセプターmRNAは成熟過程を通じて安定的に検出された。IGF-ImRNAは培養12時間(h)後から徐々に検出感度が高まり、24hでピークに達し、その後、36hで低下した。TGF-αmRNAは成熟過程を通じて培養12hおいてのみ検出された。TGF-β2mRNAは培養12hおよび24hにおいてのみ、安定的に検出された。現在、他のサイトカイン遺伝子発現状況やブタ卵の受精および発生過程におけるサイトカイン遺伝子発現状況を検討中である。
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[Publications] 高見一利: "体毛を利用した希少動物の性別検査法" 子供の科学. 57. 65 (1994)
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[Publications] Kawarasaki,T: "Detection of Y-bearing porcine spermatozoaby insituhybridization" Mol.Reprocl.Dev. (inpress). (1995)