1995 Fiscal Year Annual Research Report
日本版QLIの開発およびQLIを用いた在宅看護サービスの評価に関する研究
Project/Area Number |
06807182
|
Research Institution | St.Luke's College of Nursing |
Principal Investigator |
野地 有子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教授 (40228325)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
結城 美智子 聖路加看護大学, 看護学部, 助手 (20276661)
成木 弘子 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (30237622)
|
Keywords | 日本語QLI / Quality of Life / スピリチュアル / 在宅看護サービス |
Research Abstract |
本研究は、在宅看護サービスをはじめとする看護ケア提供サービスの日米比較研究のための基礎的研究として位置づけられた萌芽的研究である。初年度に引続き2年度にあたる本年度は、測定用具の開発と、共同研究のパートナとなる米国の在宅ケア看護サービス機関(Hospice of seattle)のLee Paton(R. N., M. N.)およびMark wicks(MSW)とのフィールド調査へ向けて準備を行った。測定用具の開発は、WHOQOLの日本開発センターのメンバーとして参加している質問紙が、フィールド・トライアル用に約100項目まで完成されたので、QLIについても引き続き検討しているが、最終段階にまで到達していない。できるだけ早くこの段階をクリアして、実際の看護サービスの評価につなぐデータ収集にあたる予定である。米国側の研究者とは、本年度2回にわたり直接ミーティングをもち、合意形成と行った。本研究の基礎的なプロセスで明らかになった主観的QOLの重要性に米国研究者も関心が高く、特にスピリチュアルな側面に重点を置くこととなった。現在、比較研究デザインについて具体的に、サンプル数や、対象者、コントロール群の設定等について文書交換につめているところである。1年延長することにより、比較研究にまですすめる計画である。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 野地有子: "生活習慣の改善とQOL" からだの科学. 増刊. 19-24 (1995)
-
[Publications] 野地有子: "WHOのQOL" 診断と治療. 83(12). 2183-2198 (1995)
-
[Publications] 野地有子他: "わが国における「QOL研究」の動向" 日本公衆衛生学会誌. 42(10). 682 (1995)