1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06808002
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
水野 弘之 京都府立大学, 生活科学部, 教授 (70117977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 泉 京都大学, 医療技術短期大学部, 助手 (50169330)
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Keywords | ぼけ老人 / 痴呆性老人 / 在宅ぼけ老人 / 住居的対策 / 住まいの工夫 / 介護苦労 / 生活行動 / 在宅ケア |
Research Abstract |
1.在宅ぼけ老人問題に関する文献調査,および福祉・医療・保健・建築などの分野のぼけ老人問題の研究者等に対するヒアリングを行い,在宅ぼけ老人問題と住居的対策の関係に関する従来の研究の到達点および研究課題を把握した。 2.在宅ぼけ老人に関するアンケート調査を行い,その結果をもとめ,住まいや住み方の工夫の実態等を次のように明らかにした。 ■住まいや住み方の工夫を行っている家庭は極めて多い(8〜9割)。 ■失禁・徘徊・火災危険などに対する工夫などだけでなく,介護者の生活を守る工夫など様々な工夫が実施されている。 ■住居的対策を実施した結果,介護負担の軽減,問題行動の減少などの効果が生まれている。 ■介護苦労と生活空間には密接な関係がある。痴呆性老人の問題行動(生活行動)を助長するような生活空間的要因が存在する。痴呆性老人の生活行動能力の低下を補い,問題行動の発生を防ぐような生活空間的要因が存在する。 ■痴呆性老人の行動をより多面的・科学的に理解し,優しく介護するためには,これまでの医学や福祉の視点だけではなく,住まいの視点が有効である。 3.阪神・淡路大震災による生活空間の変化がぼけ老人とその家族に及ぼした影響について部分的に解明した。
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[Publications] 金榮敏・水野弘之: "痴呆性老人の生活行動と生活空間に関する研究" 日本建築学会近畿支部研究報告集(計画系). 40号. (1995)
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[Publications] 水野弘之: "土木から建築に進んで学んだこと-空間-" 建築雑誌. 110巻. 26-27 (1995)
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[Publications] 水野弘之他2名: "痴呆性老人をかかえる家庭における住まいや住み方の工夫に関する研究" 日本家政学会関西支部第17回研究発表会・講演要旨集. 7 (1995)