1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06808041
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
桜田 一之 熊本大学, 教養部, 教授 (50016565)
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Keywords | 移動通信 / ジニ係数 / 無線呼出し / 移動電話 / 自動車保有台数 / 地域要因 |
Research Abstract |
移動通信施設の適正配置の枠組み構築のためにデータ収集、地域差の計測、施設の適正配置の理論的枠組み構築の準備として九州における現状分析を行なった。 1.データ収集 移動通信に関する公表されているデータの他に、主として無線呼出しと移動電話の地域データを収集した。 2.地域差計測について 地域差計測の指標としては統計学、経済学的な考え方に基づくものが考えられるが、検討の結果ジニ係数を用いることにした。 3.九州の現状分析 無線呼出しと移動電話について現状およびそれらの普及に関連する地域要因に関して分析した。 まず、両者ともにサービスエリアが都市部や幹線道路沿いに集中しており、どちらのサービスも利用できない地域がある。つぎに、移動電話は無線呼出しに比べて地域差が大きい。しかし、その差も年々縮小の傾向が見られる。さらに、これらの普及の地域要因として人口が用いられることが多いが、九州では近年一部を除いて人口が減少傾向にあるが、無線呼出し、移動電話ともに利用者は増加している。相関分析の結果は自動車保有台数が普及の地域要因として相応しいことが明らかとなった。
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