1994 Fiscal Year Annual Research Report
震災時国際支援活動のための対策資源適宜時供給支援技術
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06808043
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
塩野 計司 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (30128574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 ひとみ 北海道大学, 工学部, 助手 (10201807)
湯沢 昭 長岡工業高等専門学校, 土木工学科, 助教授 (20005557)
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Keywords | 地震災害 / 国際援助 / 災害対策 / 意思決定支援 / 最適化 |
Research Abstract |
当初の研究実施計画にしたがい、以下の作業をおこなった。また、研究期間中に兵庫県南部地震が発生したため、標記の観点から、これに関する予備的な調査(現地踏査および関連する報道記事の収集)をおこなった。 1.災害イメージの構築と調査対象地震の選定 (1)国際的な支援活動の発生が予想される災害環境を想定し、そのイメージ(事後対策の進展と災状の時間的変容)を具体化した。また、イメージの一般化に向けて考察した。 (2)構築した災害イメージの妥当性を検討するためのデータ収集(定量的な情報の収集に主眼をおく)を計画し、12件(国内6件、国外6件)の調査対象を選定した。調査対象のなかには、さまざまな社会特性(所得水準や都市化の程度)をもった被災域が含まれるように配慮した。 2.対策支援適時供給支援システムの構想 「1.(1)」で構築した災害の大略イメージをもとに、国際的な支援の「あるべき姿」について考察した。また、対策支援適時供給支援システムの構築に向けて、システムに関する全般的な検討をおこなった。 3.事後対策と復旧過程に関する時系列データの収集 「1.(2)」で計画したデータ収集をおこなった。
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