1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06858017
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
飯島 康之 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30202815)
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Keywords | 数学教育 / 幾何教育 / コンピュータ利用 / 授業研究 / 作図ツール / 動的幾何 |
Research Abstract |
本研究においては,以下のような研究成果を得ることができた。 1.問題例に関する検討と授業化のための検討を協力校の教諭にしていただいき,10回の授業実践を行い,本研究以前のものと合わせて30の授業実践が蓄積できた。 2.作図ツールを使った授業の基本的な形態を7つの段階に分類した。また,ソフトの機能をどの程度使うかという観点からも7つの段階に分類した。そして,授業の基本的なノウハウをマニュアルとしてまとめた。 3.授業等の記録のためのノウハウの蓄積を元にして,数学的探究を記録し分析する手段としてのマルチメディアソフトの在り方について提言した。 4.ソフト(Geometric Constructor)をver4.7Cまで改良した。98とFM系の他,DOS/Vに移植した。また,多国語対応にしたので,帰国子女や外国人の子女らの利用,海外での利用が容易になった。 5.コンピュータソフトを中心とするテクノロジーによる授業改革のための方針をまとめるとともに,数学教育の改善のための方向を提言した。 6.しかしまた,この研究を通じて,現行のカリキュラムの枠内でのコンピュータ利用には多くの問題点があること,カリキュラムの見直しの必要性があることが明らかになった。カリキュラム改革を含めた教材開発の方法論,授業開発の方法論の明確化が次の緊急の研究課題である。 研究協力機関:川崎市立総合教育センター,島根県松江教育センター。研究協力校:愛知教育大学附属名古屋中,豊田市立石野中,刈谷市雁が音中,富士松中,上越教育大学附属中,川崎市立白山中,日吉中他
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 飯島康之: "数学的深究の記録の手段としてのマルチメディアソフト・ハイパーメディアソフトの可能性" 愛知教育大学教科教育センター研究報告. 19. 211-220 (1995)
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[Publications] 飯島康之: "「数学的探究=F(環境)」としてのコンピュータ利用の研究" イプシロン. 37(印刷中). (1995)
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[Publications] 飯島康之: "インターラクティブな探究の状況依存性について" 数学教育論文発表会論文集. 27. 353-359 (1994)
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[Publications] 飯島康之: "テクノロジーがもたらす算数・数学教育の改革" 日本科学教育学会年会論文集. 18. 27-28 (1994)
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[Publications] 飯島康之: "The,feature of,Geometric Constructor" Tsukuba Journal of Educational Study of Mathematics. 14(in printing). (1995)
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[Publications] 飯島康之: "コンピュータで数学授業を変えよう-作図ツールGCによる図形の指導-" 明治図書, 204 (1995)