2007 Fiscal Year Annual Research Report
次世代合成開口レーダによる海岸線における災害域のモニタリング
Project/Area Number |
06F06032
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
J・T Sri Sumantyo Chiba University, 環境リモートセンシング研究センター, 准教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KUNTE P. D. 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 外国人特別研究員
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Keywords | 沿岸地域 / リモートセンシング / 合成開口レーダ / インタフェロメトリ / ALOS-PALSAR |
Research Abstract |
本研究では,災害防止と人間活動の保護支援を目的として,アジア地域における沿岸地域における都市域をモニタリングするために,時系列と多偏波共用の合成開口レーダ(SAR)モザイクデータセット衛星画像と旧版地図(外邦図)を実利用することになった.まず,従来の衛星画像JERS-1 SARとALOS PALSAR用の画像信号処理プログラムを作成した.そしてJERS-1 SAR(1992〜1998)とALOS-PALSAR(2006〜現在)データが将来一般利用者に使用できるために,各SAR画像はレベル0(生データ)より処理した.また,幾何補正してモザイキングを行った.本年度では西部インド地域とジャワ島のJERS-1 SARモザイク画像を作成した.そして,ASTERデータで地質情報を抽出し,レーダの後方散乱係数との関係を把握した. 現在に至るまで既に現地データを収集したインド洋沿岸諸国とジャワ島の周辺をパイロットプロジェクトとして,海面の解析,沿岸地域における地質情報などを収集した.本研究では、実際のデータを入手するために現地調査も行った.現地調査では,海面に関する情報の他に,海面の特徴に影響を与える沿岸周辺の環境,地質情報なども調査した.この現地データをデータベース化するために,当研究室所所有のArcGISソフトで地理情報システム(GIS)の処理も行った.また,SARデータの前処理,ポラリメトリ・インタフェロメトリSAR用のプログラムの作成などに関する指導にあたってRESTECの研究者より指導を受けた.
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