2006 Fiscal Year Annual Research Report
ペレット荷電交換中性粒子計測を利用した新しいプラズマ計測法の開発
Project/Area Number |
06F06173
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
尾崎 哲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ゴンチャロフ パベル 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 外国人特別研究員
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Keywords | 計測ペレット / PCX / CEM / 中生粒子分析器 / LHD / ICH / 荷電交換粒子 / NBI |
Research Abstract |
LHDにおいて半径方向に空間分布をもっ水素のエネルギー分布データを、ペレット荷電交換方法、計測ペレットと40-チャンネルE||Bコンパクト中性粒子分析器(CNPA)を用いて得ることができた。電流モードのチャンネルエレクトロン増倍器(CEMs)を用いることにより、ヘリカル磁場閉じ込めプラズマのような高いカウントレートにおいてもイオン分布が測定できることを実証した。診断ペレットを入射したとき発生する荷電交換中性粒子が発生する。このエネルギー分布を、電子サイクロトロン、NBIおよびイオンサイクロトロンプラズマにおいて測定した。観測可能なエネルギーは1-170keVで、観測してる粒子のピッチ角は|V||/v|0.25であった。またヘリウムの計測も試みられた。ペレット入射によって形成されるポリスチレン(-C8H8-)nの熔発雲に於けるプロトンの中性化係数FO(E)を計算した。また、高速の水素に対する透過長t(E)を発生からCNPAまでに存在するプラズマ中の不純物による効果を考慮しながら計算した。時間分解を有する粒子のエネルギー分布はCEMのカウンティングモードで測定した。数値計算法によりヘリカルプラズマの磁気面に関数として中性粒子の分布を算出した。CNPAのデータ解析では異なるピッチ角、場所および電場により粒子に対するドリフト軌道の分類が必要である。このため非極性電場コードを開発するとともにLHDに対する准解析的な輸送コードを導入した。中性粒子計測のデータ処理を改善するため経験的な密度予測と平滑化手法を用いた。
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