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2006 Fiscal Year Annual Research Report

現生ウミユリMetacrinus属の成長速度

Research Project

Project/Area Number 06F06792
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

大路 樹生  東京大学, 大学院理学系研究科, 助教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) HUNTER Aaron William  東京大学, 大学院理学系研究科, 外国人特別研究員
Keywords棘皮動物 / ウミユリ / 成長速度 / 深海 / 古生態 / 進化
Research Abstract

1.伊豆〜小笠原海溝の深部から得られた有柄ウミユリ類の生態学的研究
JAMSTECが無人潜水艇で,伊豆-小笠原海溝の9000mを超える超深海から撮影した有柄ウミユリ類は,その形態学的特徴からチヒロウミユリ類(Family Bathycrinidae)の1種と考えられる.この種は非常に高密度に生息しており,また底質の固いことろのみに選択的に生息している.これらの特徴は大陸斜面に生息する有柄ウミユリと共通する特徴で,超深海においても,十分餌が供給され,同様の生態を有していることが初めて明らかになった.これらの結果は論文に準備中である.
2.有柄ウミユリ類の茎の成長速度と形態の多様性の関係を調べるため,トリノアシ(Metacrinus rotundus)の形態観察を行った.その結果,茎の節板が節間板に比べ成長が早いこと,よって節板を用いてこの酸素同位体を測定し,周囲の海水の温度変化と対比させることによって成長速度を得られる可能性が高いことが予想された.これは次年度に測定を行う予定である.
3.ウミユリ類の進化学的研究,特に初期ウミシダ類の古生物学的研究のため,徳島県勝浦地方に分布する白亜紀前期の地層の地質調査,古生物調査を行った.採集されたウミシダ化石はヨーロッパに広く分布するDecameros属であると考えられる.この属を含むSolanocrinites科は日本からは発産出である.
4.ポーランドから産出したゴカクウミユリ類,ウミシダ類の分類学的,吉生態学的研究を進めている.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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