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2006 Fiscal Year Annual Research Report

タイプIII分泌機構を介したイネ-白葉枯病菌間の分子応答機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06J00907
Research InstitutionNational Institute of Agrobiological Sciences

Principal Investigator

古谷 綾子  独立行政法人農業生物資源研究所, 植物科学研究領域植物・微生物間相互作用研究ユニット, 特別研究員(PD)

KeywordsタイプIII分泌機構 / イネ / 白葉枯病菌 / 分子応答機構
Research Abstract

当初の計画通り、本年度は白葉枯病菌のゲノム情報を利用して集中的にタイプIII分泌機構(TTSS)に依存して分泌されるタンパク質の同定にあたった。
1.これまでに同定している白葉枯病菌HrpXoレギュロン(Furutani et al. FEMS Microbiol.Lett. 2006.259:133-141./Accepted 27 March 2006.)の産物(計11ヶ)がTTSSにより分泌されるエフェクターをコードしているかについてカルモジュリン依存アデニール酸シクラーゼレポーターシステムを利用することにより検討した。その結果、そのうちの5つが新奇エフェクターをコードしていることが明らかとなった(投稿予定)。
2.植物病原細菌の既知エフェクタータンパク質のいくつかにおいては、特徴的な配列をもつことが報告されている。そこで、本配列をもちエフェクターをコードすることが予想される候補遺伝子、あるいは既知エフェクターのホモローグをコードする遺伝子を白葉枯病菌のゲノム配列情報より探索した。その結果、200を超える遺伝子が見出された。これらエフェクター候補遺伝子産物について1.と同様の手法でTTSSに依存して植物細胞内に分泌されるかを検討しているところであり、これまでに1.で同定されたものを含めて少なくとも17の遺伝子産物が宿主イネ葉および非宿主であるトマト葉の細胞内にTTSSに依存して分泌されることを確認している。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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