2006 Fiscal Year Annual Research Report
カタツムリ食のヘビとカタツムリの特異的な共進化-左右非対称性に注目して-
Project/Area Number |
06J02704
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
細 将貴 京都大学, 大学院理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 種分化 / 共進化 / 捕食 / 適応 / 左右性 / 絶滅危惧 / 爬虫類 / 軟体動物 |
Research Abstract |
1.分子実験 呉書平氏(台湾大学)との共同研究を開始することによって,サンプルの収集が完了した。共同研究者の亀田勇一氏(京都大学)の尽力もあって,分子実験には,系統解析の完成に向けて大きく前進したといえる。 2.野外調査 石垣島,西表島,与那国島,台湾において野外調査をおこない,サンプルの採集と対象生物の野外生態に関する知見の収集につとめた。この際に副次的に得られた知見によって,論文[2]を執筆した。 3.行動実験 杜銘章教授(台湾師範大学)の助力を得て,同教授の研究室において台湾産のセダカヘビを用いた予備的な行動実験をおこない,新たな知見を得た。 4.論文執筆 "右利きの捕食者仮説"の論文(論文[1])を発表した。この論文は,国内メディアをはじめ,一流国際誌や海外紙で大きく取り上げられた。また,近日中に招待論文[3]が発表される予定にある。
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