1995 Fiscal Year Annual Research Report
南部アフリカ諸民族の民族学的研究-国境をこえて分布する民族の伝統と変容に注目して-
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07041071
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
栗田 和明 立教大学, 文学部, 助教授 (10257157)
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Keywords | ニャキュウサ / ンコンデ / ショナ / ンデベレ / タンザニア / マラウィ / ジンバブエ / 南アフリカ |
Research Abstract |
本年度は3年計画の初年度にあたる。本年度の国外派遣は1名のみで、研究代表者の栗田が担当して予備的な調査をおこない、他の研究分担者、協力者とは国内で研究連絡会をもった。 それぞれの研究分担地域で以下の知見が得られた。 栗田--マラウィでの調査許可については取得可能である。1992年に栗田が取得した実績があるが、その後マラウィ内での政権、精度、担当者がすべて変化してしまい、連絡上の不調がしばらく続いたが、新しい体制下で継続的に調査実施可能であることが確かめられた。 マラウィ内で予備的な調査をおこない、協力者、および調査時期についての確証を得た。マラウィ居住のンコンデ人とタンザニア居住のニャキュウサ人との交流が、通婚、交易などの上で頻繁である。とくに乾季にダンスのティームが国境を越えて移動し、ダンスを披露していることが分かった。この交流は基本的には相互におこなわれる。一方、ダンスの振り付けや演奏の指導をする先生は、基本的にはマラウィ→タンザニア、タンザニア内部ではニャキュウサ・ランド南部→北部の方向で動いている。これがダンスの本場がニャキュウサ・ランド南部、あるいはマラウィであるといわれる理由であろう。 井上--本年度、他の用務でジンバブウェ内に短期滞在し、来年度の調査許可について好感触を得てきた。 亀井--本務地の野外民族博物館リトルワールドで、南アフリカからンデベレ人の職人を招いての展示を実行した。来年度の外国派遣にあたっての協力体制を確保した。
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Research Products
(1 results)