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1995 Fiscal Year Annual Research Report

エコマテリアルを用いた中国におけるフッ素汚染地下水の水質改善技術の開発

Research Project

Project/Area Number 07041114
Research InstitutionToyama National College of Technology

Principal Investigator

丁子 哲治  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 教授 (80092790)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斎 文啓  中国環境保護局, 環境科学研究院, 教授
全 浩  中国国家環境保護局, 中日友好環境保護中心, 総工程師
馬 惠昌  中国科学院, 生態環境研究中心, 教授
伊永 隆史  徳島大学, 総合科学部, 教授 (30124788)
袋布 昌幹  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 助手 (50270244)
田畑 勝弘  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 講師 (00271594)
高廣 政彦  富山工業高等専門学校, 環境材料工学科, 助教授 (10270240)
Keywordsフッ素 / 地下水 / 中国 / エコマテリアル / 水質改善 / 汚染 / 処理技術 / 飲料水
Research Abstract

中国の上海地区を除くほとんどの広大な地域で,地下水が高濃度のフッ素によって汚染されており,飲料水はもとより,工業用水,農業用水,水産業用水への利用が大きく制限されている。このことは,中国国内では,産業発展の大きな障害となる重大な問題との認識から調査研究が進められているが,この問題に関しては中国国外にはほとんど知られておらず,その改善技術に関してもわが国からの調査研究はほとんどされていない。本研究では,地下水のフッ素汚染の実態調査を行い,中国の経済的・技術的現状と調和のとれた,改善技術の開発をエコマテリアル的なアプローチによって行うことを目的とした。
中国の地下水のフッ素汚染問題については,2つの要因がある。1つは,大気中にフッ素含有ガスを排出するアルミニウム工業,セラミックス工業,ブロック工業,製鉄業,リン肥料工業からの産業公害であるが,これは局所的である。一方,重大かつ広範囲に及ぶ汚染の原因は,地質的な要因で,人体影響などが非常に深刻な状況であることが明らかになるなど,その実態が明らかとなった。
当初考えられていたより,広範囲な地域でフッ素汚染地下水が問題となっていることがわかり,またその対策としても種々検討されていることが明らかとなった。しかしながら,中国の実情にあった技術的対策が確立しておらず,エコマテリアル(環境調和材料工学)的な処理技術と有効な利用法の開発が望まれていることが,調査により明らかとなり,本研究の遂行が益々必要であることが認められた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 丁子哲治: "環日本海域における国際学術研究" エコテクノロジー研究. 1. 190-193 (1995)

  • [Publications] 馬惠昌: "中国におけるフッ素汚染水地下水対策に関する国際学術研究" エコテクノロジー研究. 2. 56-61 (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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