1995 Fiscal Year Annual Research Report
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07044013
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| Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
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Principal Investigator |
堀川 徹 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (60108967)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DJURAEVA Gal ウズベキスタン科学アカデミー, 東洋学研究所, 上級研究員
FAYZIEV Turg ウズベキスタン科学アカデミー, 東洋学研究所, 上級研究員
URUNBAEV Asa ウズベキスタン科学アカデミー, 東洋学研究所, 上級研究員
武藤 研介 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (70278430)
新谷 英治 関西大学, 文学部, 助教授 (20187561)
久保 一之 京都大学, 文学部, 助教授 (70221934)
安藤 志朗 京都大学, 文学部, 助手 (00242991)
小松 久男 東京大学, 大学院・人文社会研究科, 助教授 (30138622)
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| Keywords | ヒヴァ・ハーン国 / ウズベク諸ハーン国 / 古文書研究 / ウズベキスタン共和国 / ワクフ文書 / 経済文書 |
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| Research Abstract |
本研究は大きく2つの目的をもって計画された。第一は、研究代表者堀川が平成4年に発見し、東洋学研究所に寄贈したヒヴァ・ハーン国関係の古文書約1700点を整理研究してその目録を作成することである。第二は、ブハラ・コーカンド両ハーン国をも含めたウズベク諸ハーン国関係の古文書や文献史料を調査研究することである。今年度の研究はほぼ当初の計画通り進展した。
1.ヒヴァ・ハーン国関係文書に関して、研究代表者以下5名は8月末からウズベキスタン共和国科学アカデミー東洋学研究所を訪問し、研究分担者のウルンバエフらと今後の共同研究の進め方について協議するとともに、古文書の整理分類作業に着手した。この作業は、11月中旬から12月初頭にかけて来日したウルンバエフ以下3名の研究分担者とともに、写真版に基づいて京都で続けられ、全点の分類を完了した。これによってコレクションの全容が明らかとなり、勅令・ワクフ文書・各種売買文書・遺産相続文書・訴訟関係文書・賃借文書等の経済文書が含まれていることが判明した。来年度は、個々の文書の内容を紹介する目録の原稿作りにとりかかる予定である。
2.ウズベク諸ハーン国関係史料に関しては、トルコ共和国およびウズベキスタン共和国の古文書館・図書館・研究所・博物館等で実施し、とくにウズベキスタンでは、かなりの量の古文書が博物館となっている宗教施設や民間に残っていることが分かった。史料の一部は写真などで将来したが、トルコのトプカプ宮殿博物館では写本の閲覧ができず、また東洋学研究所からは写本のマイクロフィルムを取得できなかった点、今後に課題を残した。
3.その他、来日したウズベキスタン研究者を招いて京都と東京で実施した研究会で、わが国の研究者と意見を交わす機会が得られ、予想以上の成果をあげることができた。
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[Publications] 堀川,徹: "トルコからウズベキスタンへ" Mare Nostrum. VIII. (1996)
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[Publications] 小松,久男: "バルトリド" しにか. 10. 108-113 (1995)
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[Publications] 小松,久男: "中央アジアのイスラーム再生" イスラームに何がおきているか. 176-196 (1996)
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[Publications] ANDO,Shiro: "Die timuridische Historiographie II : Saraf al-Din 'Ali Yazdi" Studia Iranica. 24. 219-246 (1995)
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[Publications] 久保,一之: "中央アジア(前近代)" イスラーム研究ハンドブック. 141-154 (1995)
