1995 Fiscal Year Annual Research Report
東アジアにおける18世紀刑事判例のコンピューター民族学的研究:中国、日本、韓国、ヴェトナムの比較
Project/Area Number |
07044020
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
杉田 繁治 国立民族学博物館, 第5研究部, 教授 (40026042)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尹 載秀 総務處政府記録保存所, 専門委員
劉 仁善 国立ソウル大学校, 東洋史学科, 教授
全 京秀 国立ソウル大学校, 人類学科, 教授
高 恵星 (全 恵星) 東厳研究所, 所長
朝倉 敏夫 国立民族学博物館, 第一研究部, 助教授 (40151021)
嶋 陸奥彦 広島大学, 総合科学部, 教授 (30115406)
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Keywords | 刑律 / 刑事判例 / 親族 / 東アジア / 漢字文化圏 / コンピューター民族学 / テキストの入力 |
Research Abstract |
本研究は、中国、日本、韓国、ヴェトナムの四ケ国における18世紀刑事判例の比較研究であるが、今年度は第一次、第二次の二回のワークショップで以下のことを行うよう決定した。1.各国の刑律および刑事判例のうち、コンピュータに入力する史料の特定。2.それらの史料を基とした用語解の作成と、参考とすべき各国の刑律・刑事判例の書誌解題の作成。3.コンピュータに入力する時のコード化の討議。4.そのサンプルとして、韓国の『増補文献備考』とヴェトナムの『黎朝刑律』のコンピュータ入力とその分析検討。その結果、1.本研究に使用する史料が総合的な法規の実行記録であるため現代西洋の概念との対照が困難であり、概念の再検討が必要。2.コンピュータに入力するための刑律・刑事判例の構文解釈。3.入力・出力の一貫性のため四カ国の漢字使用の対照表の作成。以上の点が今後の問題としてあげられた。
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