1995 Fiscal Year Annual Research Report
太陽地球系エネルギー国際協同研究におけるデータ解析とその総括
Project/Area Number |
07044059
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大家 寛 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80025931)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LABITZKE K. ドイツ, フライ大学, 教授
REES D. 英国, ロンドン大学, 教授
FRIISーCHRIST クリステンセン イー デンマーク, 気象研究所, 教授
WILLIAMS D. アメリカ, ジョンホプキンス大学, 教授
COLE K.D. オーストラリア, ラトルーベ大学, 教授
ROSTOKAER G. カナダ, アルバータ大学, 教授
荒木 徹 京都大学, 理学部, 教授 (50025433)
松本 紘 京都大学, 超高層電波研究センター, 教授 (00026139)
深尾 昌一郎 京都大学, 超高層電波研究センター, 教授 (30026249)
森岡 昭 東北大学, 理学部, 教授 (50004479)
福西 浩 東北大学, 理学研究科, 教授 (90099937)
国分 征 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (00011502)
平澤 威男 国立極地研究所, 所長 (30011571)
西田 篤弘 宇宙科学研究所, 所長 (40013643)
桜井 隆 国立天文台, 教授 (40114491)
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Keywords | STEP / データ交換 / 太陽活動 / 惑星空間 / 磁気圏及び電離圏結合 / 熱圏及び電離圏結合 / 中層大気 / 赤道域 |
Research Abstract |
7月に森岡教授を米国に派遣してウィリアムズ教授、ロストーカ教授とSTEPデータ解析に関する打ち合わせを行い、米国、カナダとの共同研究、データ交換の実施についての詳細が決定された。これに基づき、12月に飯島助手を米国に派遣してデータ解析、データ交換の実際面についての調整が行われた。また3月には深尾教授をインドネシアに派遣して赤道域成層圏・中間圏結合に関してのデータ取得状況を調査し、次年度以降の共同研究の方針について、ラビツケ教授並びにコール教授を交えての検討が進められた。 国内においてはSTEP活動を総括するため、11月にシンポジュームを開催して、太陽活動、惑星間空間・磁気圏及び電離圏結合、熱圏及び電離圏結合、中層大気上下結合、および太陽活動の人間活動への影響について、各研究課題における成果の検討が行われた。ここではデータ解析とSTEP研究総括として以下の成果が示された。すなわち、1)太陽活動におけるフレヤとCME(コロナ物質の放出)は地球磁気圏で発生している、リコネクション過程と同等であることが判明した。2)地球磁気圏の諸活動と太陽活動との結合は太陽風速度と直結しているとの定量的な成果が得られた。3)磁気嵐の回復期に磁気圏プラズマがプラズマ圏内に大量のエネルギーを流入させているとの新事実を得ることができた。4)電離圏と熱圏の結合に関してエネルギーの授受に重力波が大きな役割を担っていることが具体的になった。5)オゾン量の変動を支配してる化学過程が実証された。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] T.Sakurai,K.Ichmoto,Y.Kano,Y.Nishino,T.Li,W.Mao,and H.Lu: "Full-disk solar megnetograph at Mitaka" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 47. 1035-1042 (1995)
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[Publications] T.Sugiyama,T.Terasawa,T.Mukai,Y.Saito,S.Machida,T.Yamamoto,S.Kokubun: "On the origin of upstream diffuse ions; case study from GEOTAIL observations" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 47. 1141-1146 (1995)
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[Publications] W.O.J.Brown,S.Fukao,M.Yamamoto,and G.J.Fraser: "Spaced antenna scattering scale and orientation measurements of the upper troposphere on the MU radar" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 47. 1231-1236 (1995)
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[Publications] S.Fukao,T.Tamami,and W.L.Oliver: "The coupled ionosphere and thermosphere at mid-latitudes in the Asian sector and its comparison with other locations" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 48. 113-124 (1996)
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[Publications] M.Nakamura et al.: "Leakage ions from the LLBL to MSBL; Cofirmation of reconnection events at the dayside magnetopause" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 48. 65-70 (1996)
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[Publications] A.Morioka,and H.Oya: "Plasmapause disturbances synchronized with magnetospheric disturbances" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 48. -in press (1996)
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[Publications] K.Labitzke and Van Loon: "The solar signal in the north polar VOLTEX in January-February-A brief review for an aspect of STEP wrking group V" Journal of Geomagnetism and Geoelectricity. 48. 161-164 (1995)