1995 Fiscal Year Annual Research Report
赤外線宇宙天文台(ISO)を用いた初期銀河の形成期活動と恒星進化の観測的研究
Project/Area Number |
07044062
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
辻 隆 東京大学, 理学部, 教授 (20011546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土橋 一仁 大阪府立大学, 総合科学部, 助手 (20237176)
山村 一誠 東京大学, 理学部, 学振 特別研究員
上野 宗孝 東京大学, 教養学部, 助手 (30242019)
砂田 和良 国立天文台, 助手 (90270454)
泉浦 秀行 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (00211730)
松原 英雄 名古屋大学, 理学部, 助手 (30219464)
田辺 俊彦 東京大学, 理学部, 助手 (90179812)
中川 貫雄 宇宙科学研究所, 助手 (20202210)
土井 靖生 東京大学, 大学院・理学系研究科, 学振 特別研究員
大西 利和 名古屋大学, 理学部, 学振 特別研究員
野口 邦男 名古屋大学, 理学部, 助手 (10111824)
関口 和寛 国立天文台, 助教授 (20280563)
谷口 義明 東北大学, 理学部, 助教授 (40192637)
芝井 広 宇宙科学研究所, 助教授 (70154234)
尾中 敬 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (30143358)
村上 浩 宇宙科学研究所, 助教授 (40135299)
出口 修至 国立天文台, 助教授 (20197825)
中田 好一 東京大学, 理学部, 助教授 (80011740)
松本 敏雄 名古屋大学, 理学部, 助教授 (60022696)
奥田 治之 宇宙科学研究所, 教授 (50025293)
CESARAKY C サクレー研究所, 天体物理部, 部長
HESKE A 宇宙赤外線天文台, 科学研究班研究員
大仲 圭一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 学振 特別研究員
HABING H.J ライデン天文台, 教授
DO Jong T グローニンゲン宇宙科学研究所, 所長
KESSLER M.F ヨーロッパ宇宙機構, 科学研究班主任
佐藤 康則 東北大学, 理学部, 学振 特別研究員
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Keywords | 大気圏外赤外線観測 / 赤外スペース天文台 / 原始銀河 / 赤外線サーベイ / 恒星進化終末期 / 質量放出 / 光電離領域 / 星形成領域 |
Research Abstract |
本国際学術研究は、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が、1995年11月17日に打ち上げた高性能赤外スペース天文台(ISO)を利用した国際共同研究により、銀河形成期や恒星の誕生期及び終末期における激しい活動現象に伴い生成する宇宙塵から放射される赤外線を観測し、始源銀河の形成や恒星の誕生・終末期の進化を解明することを目的とするものである。 今年度は、1)多数採択されている一般公募観測について、ISO打ち上げ前、観測が所期の目的どうり効率良く行われるように観測提案者が観測プロポーザルの最適化作業をESAの研究所であるエステックにて行い、2)データ取得後そこから最大限の成果を引き出すためデータ解析方法についてヨーロッパ側共同研究者と検討を行い、3)ISO重点プログラムの一つであるマゼラン雲球状星団の赤外観測と相補的な観測を南アフリカ天文台にて行ない、いずれも当初の目的を達することができた。 具体的な研究実績は以下の通りである。1)研究分担者出口、谷口、田辺、砂田、土橋、山村、土井、大西、佐藤、及び、研究協力者望月、青木は、平成7月6月とオランダ、エステックを訪問し、観測提案の最適化を行い、ミッションデータベース作成のためのパラメーター入力を行った。2)研究分担者尾中は、平成7年6月米国レンセラ-研究所、NASA Ames研究所を、また、研究代表者辻は平成8年2月スペイン、ヴィルスパ研究所を訪問し、ISOデータ解析について検討した。3)研究分担者上野は、平成7年6月、田辺と研究協力者西田は、平成7年10/11月、また田辺は平成7年12/平成8年1月に南アフリカ天文台で、マゼラン雲球状星団の観測を行なった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Tsuji,T.,Ohnaka,K.,and Aoki,W.: "Dust formation in stellar photospheres : a case of very low mass stars and a possible resolution on the effective temperature scale of M dwarfs" Astron.Astrophys.305. L1-L4 (1996)
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[Publications] Ohnaka,K.,and Tsuji,T.: "Quantitative analysis of carbon isotopic ratios in carbon stars.I.62 N-type and 15 SC-type carbon stars" Astron.Astrophys.(in press). (1996)
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[Publications] Nakagawa,T.,Doi,Y.,Yamashita,Yui,H.,Okuda,H.,Mochizuki,K.,and Shibai,H.: "Dificit of Far-Infrared〔CII〕Line Emission toward the Galactic Center" Astrophys.J.,. 455. L35-L38 (1995)
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[Publications] Matsumoto,T.: "Infrared telescope in space : IRTS" Space Sci.Rev.,. 74. 73-79 (1995)
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[Publications] Jiang,B.,Deguchi,S.,Izumiura,H.,Nakada,Y.,and Yamamura,I.: "SiO Maser Survey of the Galactic Bulge IRAS Sourcess : IV.Obesrvational Properties of SiO Masers" Astrophy.J.453. 837-863 (1995)
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[Publications] Onaka,T.: "Polarized Thermal Emission from Aligned Dust Grains in an Anisotropic Radiation Field" in Proc.Polarimetry of the Interstellar Medium,eds W.Roberge and D.Whittet. (in press). (1996)