1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07044096
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Research Institution | National Laboratory for High Energy Physics |
Principal Investigator |
小方 厚 高エネルギー物理学研究所, 加速器研究部, 教授 (60023727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MOUROU Geral ミシガン大学, 超高速光科学センター, センター長
MILCHBERG Ho メリーランド大学, 物理科学技術研究所, 助教授
LEEMANS Wim ローレンスバークリー研究所, ビーム物理センター, 研究員
WURTELE Jona カリフォルニア大学, バークリー校・物理学科, 教授
CROS Brigitt パリ大学, プラズマ研究所, 研究員
WHITTUM Davi スタンフォード大学, 線形加速器センター, 助教授
SHATOPADHYAY シャボン ローレンスバークリー研究所, ビーム物理センター, センター長
FISHER David テキサス大学, オースチン校物理学科, 研究員
PERRY Mike ローレンスリバモア研究所, 主任研究員
KATSOULEAS T 南カリフォルニア大学, 電気光物理学科, 助教授
DANGOR A.E. インペリアルカレッジ, 物理学科, 講師
GORUBUNOV Le レベデフ物理学研究所, 固体物理学科, 教授
ANDREEV Niko 高エネルギー密度研究センター, プラズマ研究部長
SIDERS Claig テキサス大学, オースチン校物理学科, 研究員
DOWNER Miche テキサス大学, オースチン校物理学科, 教授
KIRSANOV Vic 高エネルギー密度研究センター, 研究員
MATHIEUSSENT ジル パリ大学, プラズマ研究所, 研究所長
FALCONE Roge カリフォルニア大学, バークレー校物理学科, 教授
田島 俊樹 テキサス大学, オースチン校物理学科, 教授
川久保 忠通 高エネルギー物理学研究所, 加速器研究部, 教授 (70044774)
中西 弘 高エネルギー物理学研究所, 加速器研究部, 助教授 (00044769)
中島 一久 高エネルギー物理学研究所, 加速器研究部, 助教授 (80164177)
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Keywords | レーザー / 加速器 / プラズマ |
Research Abstract |
昨年度のわれわれのレーザ航跡場加速実験の成果はPhysical Review Lettersに発表され大きな反響を呼んだ.またラザフォードアップルトン研究所のレーザを用いてインペリアルカレッジのスタッフが中心となって行なったわれわれの実験の追試も成功を収めた.最近ではこの分野でのわれわれの発言権が強まったことがひしひしと感じられる。この学術研究に基づきわれわれが渡米/渡欧した際の発言がこの研究の世界的な方向を決めているといっても過言ではない. これらの実験はいずれも大型でパルス周波数の低いレーザを用いて行われた.このようなレーザでは原理実証実験は可能でも,実用的な加速器の設計製作は不可能である.そこでわれわれは,小型高繰り返しのチタンサファイアレーザを用い,東海村の東京大学工学部原子力工学実験施設の線形加速器と組み合わせて,本年度実用加速器を目指す実験を開始した.テキサス大学から招聘したTajimaは実験パラメータ決定に大きく寄与した.またロシアから招聘したふたりの科学者,AndreevとKirsanovは理論計算とシミュレーションにより,実験結果の予測をおこなった.これらの結果はわれわれと共同名義で発表する予定である. レーザ加速の欠点の一つは加速距離がレーザーの焦点深度に限られ,結果として大加速勾配にも関わらずエネルギー利得はそこそこの値に止まることである.この問題を解決するのが,レーザの光ガイドである.われわれの予備実験では前例のなり光ガイドが観測された.そこで最初に光ガイドの実験に成功したメリ-ランド大のMilchbergおよびDurfeeを招聘しわれわれの実験設備でパラメータサーベイを行った.この実験にはSLACのWhittum,パリ大のCros,LBLのLeemansなども次々に参加した.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 小方厚: "新局面を迎えたプラズマ加速" 日本物理学会誌. 50. 736-738 (1995)
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[Publications] K.Nakajima: "Development of Ultra-High-Gradient Particle Accelerators" Physics of Plasmas. (刊行予定). (1996)
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[Publications] A.Ogata,K.Nakajima et al.: "Femto-Second Single-Bunched Linac for Pulse Radiolysis Based on Laser Wakefield Acceleration" IEEE Transactions on Plasma Science. (刊行予定). (1996)
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[Publications] K.Nakajima,M.Kando,et al.: "A Table-Top X-Ray FEL Based on the Laser Wakefield Accelerator-Undulator" AIP Conference Proceedings. (刊行予定). (1996)
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[Publications] A.Ogata,K.Nakajima,et al.: "Production of Micro-Bunches by a Laser Wakefield in a Plasma and lts Application : X-Ray Generation" AIP Conference Proceedings. (刊行予定). (1996)