1996 Fiscal Year Annual Research Report
熱帯水圈における水産資源の持続的開発・利用に関する総合的研究
Project/Area Number |
07045036
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Research Institution | 東京水産大学 |
Principal Investigator |
隆島 史夫 東京水産大学, 水産学部, 教授 (60041703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAHARDJO San ボゴール農科大学, 水産学部, 助教授
YODHYA A ボゴール農科大学, 水産学部, 講師
東海 正 東京水産大学, 水産学部, 助教授 (30237044)
有元 貴文 東京水産大学, 水産学部, 教授 (20106751)
松山 優治 東京水産大学, 水産学部, 教授 (00092594)
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Keywords | 熱帯水圏 / インドネシア / 水産資源 / 漁業生産 / 持続的開発 / 沿岸漁業 / 漁場環境 / 資源管理 |
Research Abstract |
中部ジャワ島,インド洋側のブラブハン・ラトゥ湾を調査対象海域とし,日本側研究者の派遣により各種漁業生産の技術的問題点と漁場環境の解析を実施し,またインドネシア側研究者を日本へ招聘して,今後の技術移転と資源管理型漁業導入の可能性を検討するために以下の調査を実施した。 1.湾内の漁業環境についてこれまでの研究成果を整理し,また今後の調査計画について現地での打ち合わせを実施した。 2.沿岸漁業実態調査として集魚灯利用小型敷き網の操業方式について現地調査を実施するとともに,漁獲対象生物,漁獲量に関する統計資料を入手した。 3.ボゴール農科大学の研究分担者を日本へ招聘し,千葉県館山湾の沿岸各種漁業について現地視察を行うとともに,現在わが国で進展中の資源管理型漁業の実態について資料を入手した。 4.招聘,派遣の機会を利用して,東京水産大学並びにボゴール農科大学において学内セミナーを開催し,研究成果の発表を行うとともに,最終年度のとりまとめに向けた検討を進めた。 5.日本国内の沿岸漁業の内で特に熱帯水圏への技術移転を想定して熊本県,鹿児島県の実態調査を実施した。 6.次年度は最終年度となるが,インドネシアでの調査対象海域を広げて比較検討を行うことと,特に現在インドネシアで発展しつつある集魚灯利用巻き網の技術についての研究を実施し,これらの成果を学会シンポジゥムとして開催することを計画する。
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[Publications] E.Spryono: "Chronic toxicity of naphthaleneon red seabream pagrus major" Marine Pollution Research. (印刷中). (1997)
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[Publications] M.Matsuyama: "Oceanographic conditions in Pelcbuhan Ratu Bay,west Java" La mer. 34. 285-294 (1997)
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[Publications] M.Mstsuyama: "Vertical structure of a currentand deusity front in the strait of Holmuz" Monograph of Reseanch of ROPME sea. (印刷中). (1997)
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[Publications] Zarochman: "Perikanan set net berdasarkan tinjauah hasil tangkapan dan tingkah lcku ikau dl fishing ground" Riomma. 3. 1-13 (1996)