1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07206101
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
皆川 修吾 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (60121472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇多 文雄 上智大学, 外国語学部, 教授 (50053666)
袴田 茂樹 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (40148581)
下斗米 伸夫 法政大学, 法学部, 教授 (80112986)
塩川 伸明 東京大学, 大学院法学政治学研究科, 教授 (70126077)
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Keywords | 制度化 / 政治システム / 移行期 / ロシア連邦 |
Research Abstract |
本計画研究「政治改草の理念とその制度化過程」の目的は政治改草の制度化過程における諸要因の相互作用を研究し、制度化のパラダイムを構築することにあった。制度化とは、ここでは規範的な関係や行動パターンが確立される過程のことを指す。つまり、新たに導入された政治機構が一定の価値体系を作り上げることであり、その機構が果たすもろもろの政治機能などが自他ともに認められ、機構全体が安定したシステムとして定着した時に制度化がひとまず完了したことになる。一定の価値体系を作り上げるプロセス(制度化)に影響を与える諸要因として、改革理念、リーダーシップ、環境(内外情勢)、政治機構、政治参加、意識変化、伝統的政治法文化などがあることが判明した。新体制の制度化のプロセスを考える場合、当然旧体制の非制度化(破壊)のプロセスを分析する必要もあった。この二つのプロセスにおける上記要因の相互作用のパターンが分かったと同時に、政治社会に潜む固有の原理または自律性をえぐりだし、制度化及び非制度化過程の全体像(システムの連続性と非連続性を含む)をつかむことができた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 皆川修吾編: "大統領選後のロシア政局の行方" 領域研究報告輯. No.15. 1-68 (1996)
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[Publications] 塩川伸明: "ソ連言語政策史の若干の問題" 領域研究報告輯. No.42. 1-85 (1997)
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[Publications] 下斗米伸夫: "ロシア政治の制度化-タタールスタン共和国を例として-" 領域研究報告輯. No.43. 1-34 (1997)
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[Publications] 袴田茂樹: "自己抑制的秩序とスチヒ-ノスチ-日本社会とロシア社会:その社会心理的研究-" 領域研究報告輯. No.44. 1-37 (1997)
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[Publications] 宇多文雄: "ロシアにおける政治参加の変容-マスメディアの場合-" 領域研究報告輯. No.47. 1-40 (1997)
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[Publications] 皆川修吾: "移行期のロシア議会の機能" 領域研究報告輯. No.54. 1-77 (1998)