1995 Fiscal Year Annual Research Report
ビデオ・カメラとプロジェクタを用いた動的パターン投影による物体形状測定
Project/Area Number |
07207204
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
品川 嘉久 東京大学, 大学院理学系研究科, 講師 (00226135)
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Keywords | 液晶ブロジェクタ / アクティブ・ステレオ パターン投影 / 多様体 / 曲面張合わせ |
Research Abstract |
本研究では、遺跡や出土物など、戸外での3次元物体の形状データ(物体上の各点の3次元座標値)の測定のため、小型ビデオ・プロジェクターを用いて、測定対象にパターンを投影し、それをビデオカメラで撮影し、投影されたパターン上の各点の3次元座標値を簡便に高速測量する方法を開発した。これまでの3次元物体形状測定と異なり、ビデオカメラと同期して、投影パターンを動的に高速に変化させる。本手法では、座標値とテクスチャの両方を高速に測定することができる。 一般に、スリットなどのパターン光投影法は、パターンの各点がどの位置にある点かを同定する必要がある。このため、グレイコードやM系列符号を用いた方法がこれまで提案されているが、一定の枚数の画像をとる必要があった。本年度開発したパターン変化アルゴリズムは、密なパターンを最初に投影し、同定できなかった部分を順次変化させ、誤差が決められた値以下になるまで繰り返す。このため、一定の誤差に収まった段階で、画像の取り込みを終らせることができる。カメラが動いたとき、および物体が動いたときも、同定できない部分が出るので、それについても同アルゴリズムで追随する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Y.Shinagawa.T.L.Kunii他: "Modeling contact of two complex objects:with an application to characterizing dental articulations" Computers and Graphics. 19巻1号. 21-28 (1995)
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[Publications] 日置尋久・品川嘉久: "適応的なパターン変更によるシーンの三次元構造の復元" 情報処理学会第52回全国大会. (1996)
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[Publications] Yoshihisa Shinagawa他: "Shape modeling and shape analysis based on singularities" The International Journal of Shape Modeling. 1巻3号. (1996)
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[Publications] S.Takahashi.T.Ikeda.Y.Shinagawa他: "Extracting features from discrete geographical elevation data with topological integrity:algorithms for extracting critical points and constructing topological graphs" Computer Graphics Forum. 14号3巻. 181-192 (1995)
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[Publications] T.L.Kunii,K.Myszkowski,O.Okunev,H.Nishida.Y.Shinagawa他: "Evaluation of Human Jaw Articulation" N.M.Thalmann他編 Proc.Computer Animation ′95. 163-171 (1995)