1995 Fiscal Year Annual Research Report
イオンチャンネル機能を実現する超分子構造の化学的、物理学的解析
Project/Area Number |
07229102
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中山 仁 熊本大学, 薬学部, 教授 (70088863)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國安 明彦 熊本大学, 薬学部, 教務員 (90241348)
豊島 近 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (70172210)
原田 久美子 熊本大学, 薬学部, 助手 (70150547)
中山 守雄 熊本大学, 薬学部, 助教授 (60164373)
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Keywords | L型Caチャンネル / ジヒドロピリジン化合物 / エナンチオマー / トリチウム標識 / Naチャンネル / 二次元結晶 |
Research Abstract |
相次いで一次構造が明らかにされてきたイオンチャンネルの構造-機能相関を解明する次のステップとして、その立体構造、ならびに機能修飾物質の特異的結合によって生成する複合体の超分子構造を明らかにすることを目的に研究を進めているが、本年度得られた知見を以下に要約する。 1.[^3H]標識SDZ(±)202-791合成を効率よく進めるため、合成中間体であるカルボン酸エステルをトリメチルアンモニウムエチルエステルとしたところ、高収率で加水分解が進行し、目的物の前駆体カルボン酸がほゞ定量的に得られる条件を確立した。[^3H]標識体の合成をアイソトープ製造会社に依託した。 2.ウサギ骨格筋より“triad膜ベシクル"を調製したところ,この標品が電位依存性を保持したCaチャンネル標品であることが確認できた。202-791両エナンチオマーが対応するアゴニストまたはアンタゴニスト作用発現にはチャンネルが電位依存性を保持していることが不可欠なので,このような標品が調製できた意義は大きい。 3.従来からのイムノアフィニティ法で精製したNaチャンネルの二次元結晶化を試みた結果,更に高濃度のチャンネルタンパク質が必要との結論を得たので,この目的に適うカラムの調製を進めている。
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[Publications] H.Nakayama et al.: "Chemical identification of binding sites for calcium channel antagonists" Heterocycles. 42. 901-910 (1995)
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[Publications] A.Kuniyasu et al.: "Identification of the 1,4-dihydropyridiue binding sites within primary structure of cardiac calcium channels" J.Biol.Chem.(印刷中). (1996)
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[Publications] A.Kuniyasu et al.: "A scorpion toxin stimulates the calcium release channel activity of the ryanodine receptor from rabbit skeletal muscles" Biochom.J.(印刷中). (1996)
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[Publications] 中山 仁: "「カルシウム拮抗薬-解明された基礎と臨床への応用」第4章“カルシウムチャネルの分子構造と機能"" 医薬ジャーナル社(矢崎義雄・遠藤政夫 編), 300(9) (1995)