1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07243102
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
星野 力 筑波大学, 構造工学系, 教授 (30027130)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
葛岡 英明 筑波大学, 構造工学系, 講師 (10241796)
HUGO deGaris (株)ATR, 人間情報通信研究所, 客員研究員
池上 高志 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (10211715)
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Keywords | 人工生命 / 創発 / 進化 / 中立進化 / 自己言及 / 自己複製 |
Research Abstract |
人工生命システム班の研究の枠組みの中で、以下のような種々の研究課題を研究した。いずれも、まずシステムを創発させて例示し、その解析によって生命のシステム論的な認識を深めることを目的とした。 具体的な研究成果は、(1)ロボット巡航進化における頑健性の喪失(星野力):迷路を通過する移動ロボットの進化的な計算では過剰適応によって頑健性が失われることがある。計算モデルとしては可変長の有限オートマトンあるいはニューラルネットを利用した。実験の結果、進化するにつれて頑健性が減少した。実機では頑健性が保たれることが観察された。(2)ロボット巡航進化における中立遺伝子の発現(星野力):ロボット巡行モデルにおける行動獲得の進化に関して、中立変異の発言機構を染色体内部の解析を行なった。実験の結果、中立遺伝子が大進化に貢献するという仮説を支持する結果が得られた。(3)人工生命におけるマルチモーダルコミュニケーションの進化(葛岡英明):エージェントに複数のコミュニケーション手段を組み込んだマルチモーダルコミュニケーションを創発させることによって、様々な環境に対する頑健性を持たせることを目標としている。現時点ではある環境で育てたエージェントを異なる環境へ移した場合の挙動を観察した。(4)Collective Mutation Dynamics(池上高志):機械とテープのネットワークモデルを利用して自己言及型のパラドックスと自己複製の問題に関して考察した。実験の結果、複雑なネットワークの作られ方には順序があるということ、外来性の原因で生じる複製の不正確さが安定な自己複製ネットワークを進化させること、突然変異には外来性のものと内因性のものがあり、それが相互に関係しあっていることを観察した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Toquenaga Y., T. Hoshino: "Egrets of a feather flock together" Artificial Life. 1. 391-411 (1995)
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[Publications] Saruwatari T., T. Hoshino: "Adiversity:Stepping up trophic levels" Artificial Life-IV. 1. 424-429 (1994)
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[Publications] T. Ikegami, T. Hashimoto: "Replication and Diversity in Machine-Tape Coevolutionary Systems" Artificial Life-V. 1(印刷中). (1996)
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[Publications] 土田将弘,星野力: "ロボット巡航進化における中立遺伝子の発現" 人工知能学会並列人工知能研究会. 9. 1-6 (1996)
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[Publications] 長野徹.星野力: "ロボット巡航モデルにおける進化と頑健性" 人工知能学会並列人工知能研究会. 9. 7-12 (1996)
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[Publications] Hideaki Kuzuoka, 他4名: "Can the Gesture be a Surrogate?" Proc. ECSCW'95. 1. 181-196 (1995)