1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07244102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
舘 すすむ 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50236535)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 通孝 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (40156716)
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (50114872)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
桜井 靖久 東京女子医科大学, 医用工学研究施設, 教授 (20010027)
大山 正 日本大学, 文理学部, 教授 (50008942)
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Keywords | 研究総括 / シンポジウム / 情報交換支援 / 通信ネットワーク / 成果報告書 / 人工現実感 |
Research Abstract |
総括班の目的は、本重点領域研究の全体の進行を統括し、研究組織を有機的な連携のもとに運営することである。このため本年度は、全体研究集会、公開シンポジウムの開催、情報交換手段の整備を行い、また通信ネットワークの構築作業を開始した。 まず、研究集会については、2回の全体会議を開催した。そのうちの第1回は、本重点領域研究の最初の研究集会であり、平成7年10月に開催された。ここにおいては、本重点領域研究の全体的な計画案の報告とそれに対する各分担班の研究計画の確認が行われた。また、研究者の親睦を図り円滑な情報交換を促すために懇親会も開催している。第2回目の研究集会は、平成8年1月30、31の両日に行われ、ここでは全研究グループの代表者がそれまでの研究成果を発表し、これをもとに成果報告書を編纂した。 また、一般社会に対して本重点領域研究の目的や進行状況を公開することを目的として、平成7年12月5日に公開シンポジウムを開催した。このシンポジウムにおいては、私設の無線画像通信ラインを多数準備して、研究グループの6つの研究室からの実験風景をリアルタイムで伝送するという先端的な試みも行った。双方向のパーソナル画像通信によって、このように多数の地点を接続したのは前例のないことであり、シンポジウム会場で遠隔の実験室を対話的に紹介した実績は、今後の活動方向にも示唆するところが大きい。これらの会議の開催に合わせて、総括班会議を3回開催した。この中では、各班の活動実績を前提に、全体的な調整事項の検討や将来の計画案の策定を行った。 また、本重点領域に参加の研究者相互の情報交換を支援するために、インターネットのホームページを開設し、電子メールのメーリングリストを設定した。印刷物としてはニューズレターを季刊で発行している。さらに、より本格的な通信ネットワークの整備に向けて専用の計算機を導入し、準備作業を開始した。
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Research Products
(9 results)
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[Publications] 舘 すすむ: "Virtual Reality as Human Tools for 3C's and 3E's" Proceedings of the 5th International Symposium on Measurement and Control in Robotics(ISMCR'95). 5. 25-30 (1995)
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[Publications] 桜井靖久: "未来医療の構図-癒しの技から“Art of QOL"への止揚" 未来医学. 11. 15-19 (1995)
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[Publications] 井口征士: "“From Knowledge Engineering To Kansei Engineering", (Invited Talk)" Proc. of 4th IEEE Workshop on ROBOT AND HUMAN COMMUNICATION. 4. 7-14 (1995)
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[Publications] 月尾嘉男: "マルチメディア時代の地域政策" 都市問題研究. 47. 13-24 (1995)
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[Publications] 佐藤 誠: "力覚ディスプレイを用いたリモートコラボレーションシステムの提案" 電子情報通信学会論文誌. J79-A. 481-488 (1996)
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[Publications] 廣瀬通孝: "仮想工場-バーチャル・ファクトリー" 計測自動制御学会誌. 34. 560-564 (1995)
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[Publications] 岩田洋夫: "体感コミュニケーション社会の胎動" 日本機械学会誌. 98. 457-460 (1995)
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[Publications] 山崎芳男: "音響システムとディジタル処理" 日本情報通信学会, 261 (1995)
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[Publications] 伊福部 達: "音の福祉工学" コロナ社, 300 (1996)