Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 通孝 東京大学, 工学部・総合試験所, 助教授 (40156716)
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)
伊福部 達 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (70002102)
桜井 靖久 東京女子医科大学, 医用工学研究施設, 教授 (20010027)
大山 正 日本大学, 文理学部, 教授 (50008942)
|
Research Abstract |
総括班では,本重点領域研究の全体の進行を統括し,研究組織を有機的な連携のもとに運営するために,積極的な活動を行なった.第2年度に当たる本年度は,全体会議を2回開催し,また一般社会に向けての公開シンポジウムを実施した. 第1回の全体会議は,平成8年7月2日,3日の2日間に亙って開催した.本年は,各班の研究に共通に関係する内容のチュートリアルを午前中に設定した.テーマは,「心理測定と空間知覚」と「音響の技術」であり,大山先生と山崎先生が企画を担当した.両日の午後は,各班からの代表者の成果発表が当てられた.第2回目の全体会議は,本年度の研究成果発表会であり,平成9年1月28日,29日の2日間の日程を使って,本研究に参加している全ての研究グループの成果発表を行った.また,第2回目には,SCS(Space Colaboration System)を利用した遠隔講演実験も行った.衛星通信を用いて,北海道大学の伊福部研究室と京都大学の美濃研究室を,順次,全体会議の行われた東京大学工学部第1号館15号講義室に結んで,研究室紹介と研究発表を行っていただいた.講演形式の発表やビデオの再生には,通信速度の問題はほとんど感じられず,将来の遠隔会議の有効性を参加者に印象づけるデモとなった.本会議の内容は実績報告書にまとめた. さらに,本重点領域研究の成果を一般社会に公開するためのシンポジウムを,平成8年12月9日に大阪千里のライフサイエンスセンターで開催した. これらの会議に伴って,総括班会議を4回開催し,全体の活動の推進方策について議論し,将来の活動計画を立案した.この中で,最終年度に向けての成果の集約と,一般社会への情報公開を強力に推進する企画が多数決定された.また,インターネットへ常時情報公開を行うためのhomepageを運用管理し,さらにニューズレターによる研究者間の情報共有の手段を提供した.
|