1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07276103
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
岡田 泰伸 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (10025661)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 正 自治医科大学, 教授 (40049010)
竹口 紀晃 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (00019126)
丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
土屋 友房 岡山大学, 薬学部, 教授 (80012673)
植田 和光 京都大学, 農学部, 助手 (10151789)
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Keywords | イオンチャネル / 水チャネル / トランスポータ / カルシウムポンプ / 構造・機能相関 / クローニング |
Research Abstract |
イオンチャネルや水チャネルなどの「チャネル」と、キャリアやポンプなどの「トランスポータ」を構造と機能において協同的、相関的(即ち協関的)に捉えて研究するという本領域の目的を達成するために、(1)「チャネルとトランスポータの構造・機能相関」(2)「ATP駆動型トランスポータとチャネルの構造・機能協関」(3)「イオン駆動型トランスポータとチャネルの構造・機能協関」という三つの計画班をまず組織した。これら計画班員20名に公募班員を51名、班友を12名、準班友を9名、班外共同研究員を7名を加え、班研究目的を達成できるよう各班員の研究の展開を援助・促進した。更に、各班内及び班間での共同研究を計27件組織化した。それらを企画・実行するために春・夏・冬、計3回の総括班会議を持った。また、夏には班会議を開催し、全班員のみならず、評価委員からの助言をいただいた。また、2日間の班会議の翌日に1日かけてワークショップを100名余の参加を得て開催し、蛋白三次元構造解析法やノックアウトマウス作成法についての最新技術の教育を行った。冬には、評価委員1名による特別講演に加えて、最も研究の進んでいる班員の内から8名に講演を求めて公開シンポジウムを開催し、広く一般に研究成果を広めると共に、評価委員のみならず各界からも評価・助言を求めた。また現在まで計6号のニュースを発行し、班員間の意思の疎通をはかると共に、最新情報の迅速な流通を心掛けた。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 岡田泰伸ら: "Sensitivity of volume-sensitive Cl^- conductance in human epithelial cells to extracellular nucleotides." Am.J.Physiol.271. 27887-27893 (1996)
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[Publications] 植田和光ら: "Aureoblasidin A,an antifungal cyclic depsipeptide antibiotic,is a substrate for both human MDR1 and MDR2/P-glycoprotein." FEBS Lett.399. 29-32 (1996)
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[Publications] 土屋友房ら: "Cloning and sequencing of the gene for Na^+/H^+ antiporter of Vibrio parahaemolyticus." Biochem.Biophys.Res.Commun.222. 774-779 (1996)
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[Publications] 竹口紀晃ら: "Functional expression of gastric H^+,K^+-ATPase and site-directed mutagenesis of the putative cation binding site and the catalytic center." J.Biol.Chem.271. 2740-2745 (1996)
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[Publications] 丸茂文昭ら: "Identification of a new outwardly rectifying Cl channel that belongs to a subfamily of the ClC Cl channels." J.Biol.Chem.271. 10210-10216 (1996)
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[Publications] 老木成稔、岡田泰伸ら: "Two-sided action of protons on an inward rectifier K^+ channel (IRK1)." Pflugers Arch.433. 428-434 (1997)
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[Publications] 岡田泰伸: "最新内科学大系2.科学としての内科学 チャネルとトランスポータとその異常" 中山書店(井村裕夫ら編), 372(内12ページ分担) (1996)
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[Publications] 岡田泰伸: "パッチクランプ実験技術法" 吉岡書店, 185 (1996)