1995 Fiscal Year Annual Research Report
神経回路網形成に関与した細胞死遺伝子の活性を調節する遺伝子の同定
Project/Area Number |
07279240
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
三浦 正幸 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50202338)
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Keywords | プログラム細胞死 / 線虫 / プロテアーゼ / ICE / マウス / アポトーシス |
Research Abstract |
1)細胞死遺伝子の活性を調節する細胞外情報伝達物質 細胞死は様々な細胞外のシグナルによって調節されていて、最終的には細胞死実行遺伝子Ice/ced-3ファミリーの活性を調節されていると考えられる。細胞外からICEの活性化を調節する因子の検索を行い、神経系でも細胞傷害性を発揮するサイトカインTNFがICEの活性化を引き起こすことを明らかにした。逆に、ICE活性化を阻害する因子としてIGF-1を同定した。IGF-1は神経発生に重要な栄養因子であり、ICE活性阻害による生存維持効果が示唆された。 2)細胞死遺伝子産物に結合する因子の検索 ICEの場合その活性発現には前駆体蛋白質P45のP20とP10へのプロセッシングが必要であるが、このプロセッシング機構については不明な点が多い。本研究では酵母を用いたtwo-hybridsystemがを用いてICE/CED-3ファミリーと複合体を形成する蛋白質をcDNAライブラリーよりスクリーニングし、神経細胞死の実行に関与するICE/CED-3ファミリーの活性化につながる経路を明らかにしようと試みた。Iceの発現が確認されている細胞である、lymphoma,HeLa細胞のcDNAライブラリーをスクリーニングに用い、X-Galを用いた検出法で約100万個のHeLacDNAライブラリーの中から2つのオーバーラップするIceと結合すると考えられるクローンが得られている(4E、10F)。ced-3に関しては100万個のlymphoma cDNAライブラリーから2クローン(3T-1,3T-3)。現在全長のcDNAクローニングと、哺乳類細胞でのinteractionを調べている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Jung,Y-K.: "Suppression of ICE-mediated cell death by insulin-like growth factor" J. Biol. Chem.271. 5112-5117 (1996)
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[Publications] Miura, M.: "Tumur necrosis factor-inducedapcptosis is mediated by a CrmA sensitive cell death pathway" Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A.92. 8318-8322 (1995)
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[Publications] Miura, M.: "Intracellular Protein Catabolism" Plenum. Bond, J. S. Suzuki, K. (in press), (1996)
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[Publications] Miura, M.: "Current Topics in Developmental Biology" Academic Press. Pedersen, R. A. Schatten, G. P. (in press), (1996)