1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07280102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
郷 信広 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50011549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北尾 彰朗 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30252422)
中村 春木 生物分子工学研, 情報解析研究部門, 部門長
桑島 邦博 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (70091444)
木寺 詔紀 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (00186280)
油谷 克英 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教授 (90089889)
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Keywords | 蛋白質 / 立体構造 / 折れたたみ / 安定性 / ダイナミックス / デザイン / 比較・分類 |
Research Abstract |
参加研究者の研究上の背景が多様であるため、研究者間の協力を進めるためには、ゆっくり落ち着いて研究討論のできる場が必要である。そこで、初年度から方針を引き継いで、6つのグループからなるグループ研究会方式で領域内の研究者間交流を図った。これらのグループ研究会主催の一連の研究会を平成9年7月28日から8月3日まで長野県志賀高原において開いた。班員は、全日、あるいは自分が参加しているグループ研究会の開かれている期間参加した。また、本重点領域研究に参加している研究者の本年度の成果報告と、領域外の研究者との研究交流を目的として、ワークショップ「タンパク質立体構造の構築原理」を、本重点領域研究発足の前年から毎年一回開いてきているが、本年度はその第4回を平成9年12月9日、10日の二日間静岡県三島市において開催した。この会では外国人招待講演者6名(内1名は、航空便の関係で欠席)を含む9名による講演発表と、216件のポスター発表があった。さらに、本重点領域成果の公開と他分野の研究者との交流を目標として、開発された立体構造解析用のソフト利用の講習会を第2年度から開いている。本年度は、第2回を東京農工大学において開いた。これは実習つきの講習会であるため、参加者数を絞らざるを得なかった。応募いただいた方のなかから、48名の方に参加頂いた。第3年度を終え、既にいくつかの特筆すべき研究成果が得られると共に、この分野の著しい活性化を見ることができた。最終年度には、さらに顕著な成果を挙げると共に、分野の着実な実力をつけることがわれわれの課題である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] N.Go: "ATP binding proteins with different folds share a common ATP-binding structure motif" Nature Structural Biology. 4. 6-7 (1997)
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[Publications] K.Yutani: "Contribution of Water Molecules in the Interior of a Protein to the Conformational Stability" J.Mol.Biol.274. 132-142 (1997)
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[Publications] H.Nakamura: "Two-component multicanonical Monte Carlo method for effective conformation sampling" J.Comput.Chem.18. 2086-2092 (1997)
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[Publications] S.Kidokoro: "Special folding pathway to tetramer only through the micelle state of the corticotropin-releasing factor" Biochemistry. 36. 15538-15545 (1997)
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[Publications] A.Kitao: "Model-Free Methods of Analyzing Domain Motions in Proteins From Simulation : A Comparison of Normal Mode Analysis and Molecular Dynamics Simularion of Lysozyme" Proteins. 27. 425-437 (1997)
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[Publications] M.Go: "Adaptive amino acid replacements accompanied by domain fusion in reverse transcript" J.Mol.Biol.44. (1997)
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[Publications] M.Go: "Adaptive amino acid replacements accompanied by domain fusion in reverse transcript" J.Mol.Biol.44. (1997)S115-S162