1995 Fiscal Year Annual Research Report
減数分裂前DNA合成開始制御とG1期調節の分子機構
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07283214
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野島 博 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (30156195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 誠司 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (50263314)
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Keywords | 減数分裂 / 分裂酵母 / ヘテロタリック / cDNAライブラリー / サブトラクション / クローニング / 遺伝子破壊 / 四分子解析 |
Research Abstract |
窒素枯渇条件により減数分裂を誘導する転写カスケードに載っている制御因子遺伝子を重差分化法を適用することで多数クローニングし、meu(meiosis-dependetupregulatedgene)と命名した。それらは以下の3種類に分類されることが分かった。【encircled1】TypeI: Ohr(mitosis logphaseに相当する)ではホモ株もヘテロ株でも全く発現されていないもので真に減数分裂特異的発現がなされるもの。【encircled2】TypeII: Ohrでも少しではあるが発現がみられるもの。減数分裂以外でも何らかの役割を果たしている可能性がある。【encircled3】TypeIII: ノーザンブロットにおいて二本以上のバンドが見られ、そのうち一つのみがmeu遺伝子としての挙動を示すもの。類似の二種類のmRNAが別々に存在する場合、あるいは選択的スプライシングにより生成されるもののうち一つのみが減数分裂に特異的である場合などが考えられる。我々はこれら遺伝子群をque(quasi meu)と呼ぶことにした。クローン化したmeu遺伝子のうち興味深いものとしてDNA複製開始因子のひとつであるRF-C3(replication factor C subunit3)に類似したクローン(meul)がある。meulはRF-C3の持つ特徴的なモチーフを全て持つ新規の遺伝子である。我々はmeulがmitosisのS期とmeiosisのS期を峻別する機能を持つ、減数分裂前DNA合成を特徴づける複製因子ではないかと期待している。今後はこれらmeuゲノム遺伝子をさらに多くクローン化し、全塩基配列を決定するとともに遺伝子破壊を行って、四分子解析によって必須遺伝子であるかどうか、減数分裂前DNA合成期に影響するかどうか調べる。また実際にDNA複製に絡んでいるかどうか生化学的諸実験も行う積もりである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Shimizu,M. et al: "The Gl/S boundary-specific enhancer of the Rat cdc2 promotor." Mol. Cell. Biol.15. 2882-2892 (1995)
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[Publications] Kubota,Y. et al: "Identification of the yeast MCM3 related protein as a component of Xenopus DNA replication licensing factor." Cell. 81. 601-609 (1995)
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[Publications] Kitagawa K, et al: "Isolation and mapping of human homologues of an imprinted mouse gene U2afl-rs1." GENOMICS. 30. 257-263 (1995)