1995 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育システムの構造変動が費用負担に及ぼす影響に関する政策研究
Project/Area Number |
07301033
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
矢野 真和 東京工業大学, 工学部, 教授 (30016521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 文裕 椙山女学園大学, 人間関係学部, 助教授 (60144888)
金子 元久 東京大学, 教育学部, 助教授 (10185936)
山本 真一 筑波大学, 大学研究センター, 助教授 (10220469)
菊池 城司 大阪大学, 人間科学部, 教授 (00027963)
市川 昭午 国立学校財務センター, 教授 (00000050)
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Keywords | 高等教育 / 教育経済学 / 資金調達 / 生涯学習 / 学術政策 |
Research Abstract |
研究枠組みを構築するための研究打ち合わせを平成7年7月に行い、全体の研究計画と各自のテーマに関する議論を行った。その際、各自の研究テーマと全体の研究枠組みに若干のズレがあったため、本研究の中心的課題が「近年急速に進みつつある高等教育システムのボ-ダレス化がもたらす費用負担の構造的変化の解明」であることを再かくにんそれに基づいて個別テーマの軌道修正を行った。 その上で、次の5つのサブグループに分けて研究を進めることにした。1.高等教育システムのボ-ダレス化の動態を明らかにする。ここでは、特に高等教育のデータベース作成とともに、教育入口と財政状況から、各高等教育機関の動態的変化を分析する。2.高等教育システムのボ-ダレス化と資金調達の関係を分析する。ここでは、国際比較と日本の経験を踏まえて、政府の役割と資金調達の関係を把握する。3.専門学校・大学・大学院のボ-ダレス化について数量的な分析を行う。特に、大学院の拡大・多様化および学術政策のあり方に焦点をあてて、高等教育システムの変化と方向を明らかにする。4.生涯教育および地域社会の観点からみた高等教育システムの将来像を分析する。5.個別高等教育機関の行動および内部システムの効率化に焦点をあてた分析を行う。 現在のところ、それぞれのテーマについての先行研究レビューとデータベースの部分的作成に着手するとともに、各分担者が独自に研究を進めている。なお、本年度末に各自の研究成果の中間報告会を開催することを予定している。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 市川昭午: "量的規制よりは構造の変革を" IDE現代の高等教育. 369. 5-10 (1995)
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[Publications] 矢野真和: "2010年のシナリオ" IDE現代の高等教育. 369. 39-44 (1995)
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[Publications] 金子元久: "2010年の高等教育-大学にとって何が問題か-" IED現代の高等教育. 369. 44-52 (1995)