1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
07301041
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Research Institution | AKITA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
熊田 亮介 秋田大学, 教育学部, 教授 (50004081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武廣 亮平 道都大学, 社会福祉学部, 講師 (90246794)
二藤 敦史 国立歴史民俗博物館, 助手 (30218234)
熊谷 公男 東北学院大学, 文学部, 教授 (70153343)
渡部 育子 秋田大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (10230947)
遠藤 巌 宮城教育大学, 教授 (70004067)
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Keywords | 日本古代史 / 北方交流 / 北東アジア / 蝦夷 / 俘囚 / 粛慎 / 靺鞨 |
Research Abstract |
本年度は3年間にわたる継続研究の最終年度として、平成9年6月に研究計画を策定し、北方交流史料集作成のための年次計画に添って、以下のような研究活動を行った。 (1)全体研究会/(平成10年2月・盛岡市)。成果の取りまとめについて打ち合わせ。現地見学。 (2)地区小研究会/秋田大学・国立歴史民俗博物館における史・資料収集および出土文字資料の解読。 (3)岩手・山形・福島3県の研究協力者の委嘱と各県資料の集成 (4)研究補助者(大学院生)による北方交流史関係研究文献データベースの作成。 (5)青森・岩手・秋田・宮城・福島・山形・新潟の6県の資料出土遺跡の調査報告書および出土文字資料の写真収集 研究計画は概ね順調に実施でき、青森・岩手・秋田・宮城・山形・新潟6県の文字資料についてはその全容をほぼ把握でき、また福島県については今年度中に集成作業が終了する。ただし、資料集の作成は来年度以降に行わざるをえず、研究成果公開促進費による資料集刊行のための作業を鋭意行いたい。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 熊田亮介: "古代暇夷論の課題" 東北の歴史再発見(河出書房新社). 35-63 (1997)
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[Publications] 熊田亮介: "雄勝城と払田柵跡" あきた私記・歴史論考集. 4. 22-29 (1997)
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[Publications] 熊田亮介: "綿麻呂の征夷" 国史談話会雑誌. 38. 76-87 (1997)
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[Publications] 熊谷公男: "暇夷と王宮と王権" 奈良古代史論集. 3. 1-28 (1997)
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[Publications] 熊谷公男: "古代城柵の基本的性格をめぐって" 国史談話会雑誌. 38. 57-75 (1997)
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[Publications] 酒守雅志: "日本と渤海・靺鞨との交流" 境界の日本史(山川出版社). 45-58 (1997)