1995 Fiscal Year Annual Research Report
台風下における建築物に加わる動的風荷重の観測手法に関する研究
Project/Area Number |
07305055
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋山 宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80010825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
天野 輝久 琉球大学, 工学部, 助教授 (80108208)
桑村 仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (20234635)
赤坂 裕 鹿児島大学, 工学部, 教授 (20094112)
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Keywords | 計測器 / 台風 / 実風計測 |
Research Abstract |
計測器の改良型を用いて、1995年9月17日の台風12号関東地方最接近時に東京大学工学部総合試験所において実風計測を行った。台風の最接近時にはその勢力はが衰えつつあり風速は平凡なものとなったが、この計測およびデータ処理を通して、計測器の試作段階で露呈した、ノイズ問題、計測器間の同期の問題、計測器の更生の問題、計測器の操作性及び設置の問題等多くの点で改善が見られた。とりわけノイズ対策においは改善が著しくデータ収録率が上がった。計測器の基本性能はその裏付けが取れたものの、圧力センサーの容量に対する、変動圧力の大きさが極めて小さく、収録データの解像度、安定性、信頼性において、更に改善の余地があることが明らかとなった。
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