1995 Fiscal Year Annual Research Report
準寒冷地における高断熱高気密住宅のエネルギー消費と居住性に関するデータベース作成
Project/Area Number |
07305056
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
吉野 博 東北大学, 工学部, 教授 (30092373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 恭弘 信州大学, 工学部, 教授 (30016571)
垂水 弘夫 金沢工業大学, 助教授 (70163706)
澤田 紘次 八戸工業大学, 教授 (90005372)
石川 善美 東北工業大学, 教授 (60005494)
赤林 伸一 新潟大学, 工学部, 助教授 (70192458)
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Keywords | 高断熱高気密住宅 / データベース / エネルギー消費 / 居住性 |
Research Abstract |
(1)高断熱高気密住宅建設状況の調査 高断熱高気密住宅や、断熱気密が前提となったパッシブソーラーハウスについて、地域ごとの建設状況を大工・工務店・ハウスメーカなどに対する聞き込み調査や住宅金融公庫の割り増し融資を受けている住宅の率などの資料から明らかにした。 (2)省エネルギー住宅の居住性能に関するデータベース原案の作成 省エネルギー住宅の、シェルター性能、設備性能、エネルギー消費量、室内環境の実態などの調査結果を整理し、データベースの原案を作成した。 (3)高断熱高気密住宅を対象とした調査 a)夏季の調査 東北地方に建設されている高断熱高気密住宅200件を対象として、夏季の暑さや着衣量などについてのアンケート調査を実施した。また、秋田県内の住宅5棟を対象として温熱環境の測定を行った。 b)冬季の調査 東北地方に建設されている高断熱高気密住宅60件を対象として、アンケート調査用紙、温湿度測定器2台、及びフィルターバッチ(NO2濃度測定)2個を送付し、冬期1週間の居間及び寝室における温湿度測定と居住者の乾燥感などについて測定した。 夏季並びに冬季の調査対象住宅は、既に大工・工務店・ハウスメーカなどから紹介を受けた住宅で、エネルギー消費量や住宅設備などについては調査されており、今回は、室内の温湿度と快適性の関係について特に調査を行った。調査期間は2月下旬から3月上旬である。それらの結果については現在集計・分析中である。
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